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噴火したハワイのマウナ・ロア火山、珍しい光景を見ようと多くの人が訪れる

噴火したハワイのマウナ・ロア火山、珍しい光景を見ようと多くの人が訪れる
Twitter/Paul

先日、ハワイ島のマウナ・ロア火山で溶岩が噴出したが、それを見ようと多くの人々が現場を訪れているという。

 

道路が閉鎖される前に見ようと車が集まる

 

ハワイ島にあるマウナ・ロア火山は11月27日、38年間の眠りから覚め、火山灰の噴煙を空に舞い上げ、瓦礫を地面に落下させた。

 

それ以降、ハワイ島の東海岸と西海岸の町を結ぶハイウェイ「サドルロード」は展望台と化し、数多くの車が詰めかけたという。

 

溶岩は斜面をゆっくりと転がり落ちており、古い溶岩流の中を通る「サドルロード」から10kmほど離れたところにあるが、いつ溶岩がこの道路を覆うかは分からない。

 

このため、道路が閉鎖される前に、溶岩を見ようとして多くの人が集まっているそうだ。ツイッターにもメディアの動画を含め、数多くの火山の様子が投稿されている。

 

キラウエア火山の溶岩と同時に観察できる

 

マウナ・ロア火山は世界で最大規模とされ、最後に噴火したのは1984年。今回の噴火は、1843年に記録作成が始まって以来、34回目になるという。

 

隣にあるキラウエア火山は2021年9月から噴火しているため、火山国立公園を訪れた人々は、キラウエア火山の溶岩湖からの輝きと、マウナ・ロアの溶岩という、2つの珍しい光景を同時に目にすることができたそうだ。

 

ハワイ当局は当初、マウナ・ロアを流れ落ちる溶岩がサウスコナのコミュニティーに向かうことを懸念していたが、後に科学者は、噴火が火山の北東山麓の地溝帯を移動しているため、コミュニティーを脅かすことはないと断言している。

 

しかしヒロとカイルア・コナの両都市を結んでいる「サドルロード」に溶岩が到達し、通行不能になった場合、人々はより長い海岸沿いの道路を利用する必要に迫られるという。(了)

 

出典元:METRO:Thousands flock to world’s largest volcano for a selfie during eruption(11/30)

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