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【動画】救助直後に電車が到着!サンクスギビングに起きた緊迫の救出劇

【動画】救助直後に電車が到着!サンクスギビングに起きた緊迫の救出劇
NYPDPC/Twitter

サンクスギビング(感謝祭)は、アメリカでは大きな意味を持つ祝日だ。多くの人が家族など、大切な人とゆっくりとした時間を過ごす。

 

しかし、そんな休日を守るために働く人々がいるのも事実だ。11月24日のサンクスギビング当日、気を失って線路に倒れた男性を救ったのは、安全を守るために働いていた2人の警察官だった。

 

ホームレスの男性が線路に落下

 

サンクスギビング当日、警察官のBrunel Victor氏とTaufique Bokth氏は、ニューヨーク州マンハッタンを走る地下鉄6番線の116th St.駅でパトロールをしていた。事故が起こったのは、16時30分頃のことだ。向かい側のホームで、ホームレスの男性がめまいを起こして気絶。そのまま線路に落下したのだ。

 

その瞬間、2人は全速力で男性の元へと走り出した。その駅では反対ホームと地下でつながっておらず、一度改札を出て、道路を横断し、改札を通って反対ホームに行く必要がある。

 

現場はニューヨーク州のマンハッタン。休日とはいえ、本数の多い路線だ。果たして警官は無事に男性を救助できたのだろうか。

 

Bokth氏のボディカメラで撮影された、緊迫した映像が残っている。

 

 

電車が到着したのは、救助した直後。本当にギリギリの救出劇となった。今回は、警察官がためらわずに駆けつけたこと、道路をすぐに横断できたこと、事故に気づいた一般の方が非常扉を開けてくれたことなど、幸運と人々の善意が重なり、救助へとつながったといえるだろう。

 

救助された男性は、病院に運ばれたものの状態は安定しているという。

 

市長から表彰される

 

11月26日、ニューヨーク市警のスウェル本部長が緊迫の救助動画を投稿。11月28日には、Brunel Victor氏とTaufique Bokth氏はエリック・アダムス市長から表彰されることとなった。

 

 

Brunel Victor氏は、「毎日しているように、ただ仕事をしただけ。助けを求める人がいたら、安全を確保するために全力を尽くすだけです」、Taufique Bokth氏は「ただ、助けたかっただけ」とコメントしている。

 

パトロールオフィサーである2人は、映画で見るようなタフな警察官というよりは、どちらかというと小柄な普通の青年だ。「人を助けたい」という気持ちが、2人を青いスーツを着たヒーローに変えたようだ。(了)

 

参考:エリック・アダムス市長のTwitter

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