「ワグネル」の指揮官が、投降しようとした兵士の性器を切除か
ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の上官が、投降しようとした兵士にひどいことを行っているとの情報が流れている。
傍受した電話で兵士が語る
CNNが入手したウクライナの報告書(2022年12月)はまず、「ワグネル」が近接戦闘において、莫大な死傷者を出しながらも、独特の脅威を与えていると結論付けているという。
またウクライナ情報筋が入手し、CNNに提供した電話傍受の記録には、ウクライナ軍に投降しようとするロシア兵に、「ワグネル」が厳しい罰を与えたことが示されていたそうだ。
実際そこには、あるロシア兵が別の兵に対し「ワグネル(の上官)が彼を捕まえて、彼の性器を切り落とした」と語る様子が記録されていたという。
生き残った囚人は5分の1か
ロシアの慈善団体「Rus Seated」の代表であるオルガ・ロマノワ氏は、公開されたYouTubeの動画の中で、「ワグネル」が2022年末までに約4万2000から4万3000人の囚人をリクルートしたと語っている。
その数はすでに5万人に達しているようだが、激しい戦闘の末に残ったのは5分の1だけだったという
ロマノワ氏も動画において「(現在)1万人が前線で戦っている。残りはすべて殺されるか、行方不明になるか、脱走するか、降伏するかだ」と述べている。
「ワグネル」では脱走が大きな問題に
「ワグネル」では秋以来、脱走が大きな問題になっており、戦闘員がしばしば武器を手にしたまま帰国するケースもあるという。
そのため戦死者の「空の棺」を、ロシアにいる家族に届ける出来事もあったそうだ。(了)
出典元:CNN:Deadly and disposable: Wagner’s brutal tactics in Ukraine revealed by intelligence report(1/24)