ロシア軍がウクライナにロボット兵器を投入か?宇宙企業元トップが主張
ロシア軍がウクライナに、ロボット兵器を投入したという情報が流れている。
「ロスコスモス」の前社長
そう主張しているのは、ロシア国営の宇宙機関「ロスコスモス」の前社長であるドミトリー・ロゴジン氏だ。
彼は2月2日にテレグラムにおいて、戦闘ロボットがトラックから運ばれている動画を公開。
「『マーカー』ロボットの最初の4台が、予定通り現地に到着した。戦闘ロボット群の一員としての戦闘アルゴリズムの鍛錬、強力な対戦車兵器の設置などを始めている」と投稿したという。
ロゴジン氏の投稿は、ウクライナが最近、アメリカやドイツ、その他のNATO諸国から数種類の戦車を供与されるとの情報を受けてのものとなる。
ロシアの軍事顧問団のリーダー
ロゴジン氏は「ロスコスモス」のトップだったが、昨年7月には任を解かれ、現在はロシア軍に協力する親ロ派武装勢力の軍事顧問団「ツァーリ・ウルフ」のリーダーとなっている。
ロゴジン氏はロシア軍のウクライナ侵攻を強く支持しており、昨年12月にはウクライナ東部のドネツクを訪問。しかしその際、砲撃により負傷したという。
実際に12月21日には、テレグラムで「右肩甲骨の上に金属片が刺さり背中を負傷したため、手術が必要になる」と投稿したそうだ。
ロゴジン氏はウクライナ侵攻が始まった際、西側諸国によるロシアへの制裁を批判。国際宇宙ステーション(ISS)にサービスを提供するロシアの補給船の運用が、中断される可能性があると警告していた。(了)
出典元:Newsweek:Russia Deploys Combat Robots to Fight Tanks in Ukraine(2/2)
出典元:AFP:ロシア宇宙企業前社長、ウクライナで負傷(2022/12/22)