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ロシア軍、チェルノブイリ原発の実験室を破壊・略奪、付近の7ヵ所で山林火災も発生

ロシア軍、チェルノブイリ原発の実験室を破壊・略奪、付近の7ヵ所で山林火災も発生
Twitter/Ukraine Updates

ウクライナ北部にあるチェルノブイリ原子力発電所を支配下においているロシア軍が、敷地内にある実験室を破壊していると報告されている。

 

放射性廃棄物を処理する実験室

 

ウクライナ当局によれば、ロシア軍はチェルノブイリ原発の敷地内に建てられた最新の実験施設を破壊し、中にあるものを不法に押収したという。

 

この声明は3月22日遅く(現地時間)に発表され、研究所では放射性廃棄物を処理し、「高活性サンプルと放射性核種のサンプル」を保管していたと報告している。

 

またこの研究所は、ヨーロッパにはない強力な分析能力を誇る複合施設だと説明された。ロシア軍はチェルノブイリ原発を占拠してから、中で働く職員を人質にとっていたが、最近半数がやっと解放され、自宅に戻れたとも言われている。

 

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原発の周辺で、複数の山林火災

 

さらにチェルノブイリ原発の周辺では、山林火災も発生。ウクライナ議会の声明によれば、欧州宇宙機関が撮影した衛星画像により、チェルノブイリの立ち入り禁止区域内で少なくとも7ヵ所の火災が発見されたという。

 

ウクライナ議会は、おそらく火災の原因が「ロシアの武力攻撃」と考えているようだが、現時点で砲撃か放火、あるいはその他の要因で発生したのかは不明のままだ。

 

原発から10キロ圏内の火災は「特に危険」であり、議会はロシア軍の存在によりウクライナの消防士が火災に対処できないとしている。

 

1986年の爆発・火災事故を起こした原子炉の底には、いまだに約200トンの核燃料が残っており、専門家もこの地域での戦闘が原子炉をさらに損傷させ、放射性物質の流出を引き起こす可能性があると懸念しているという。

 

しかも戦闘によって、放射線レベルを監視する試みにも支障をきたしており、現状の放射能汚染に関するデータがなく、脅威に適切に対応することができない状況だと言われている。(了)

 

 

出典元:The Guardian:US condemns Russia’s refusal to rule out use of nuclear weapons – as it happened(3/22)

出典元:The Guardian:Forest fires erupt around Chernobyl nuclear plant in Ukraine(3/22)

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