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厳しい経済状況に置かれているベネズエラにおいて、女性のホームレスが道端で猫を食べる姿が目撃され、衝撃が広がっている。

路上で皮をはいだ猫の肉を刻む

その姿が撮影されたのは首都カラカスの近くにある、北部のRio Chicoという街の通りとされている。

画像には道の脇でホームレスの女性が、皮を剥ぎ取られた猫の死骸を前に座っている様子が写っている。

その女性は撮影されるのを嫌がり、手をかざしながらカメラを向けないよう求めるも、その後猫の肉を切り刻み始めていく。

この様子を目撃していた通行人の男性は怒りながら、猫を食べるのをやめるよう促すが、彼女はその声が耳に届いていないかのように肉を切る作業を続けたという。

実はこの場面は動画で撮影されたのだが、あまりにもショッキングなため記事では画像だけの掲載とした。

原油価格の暴落や汚職で経済が行き詰まる

ベネズエラは国の収入の約96％を原油の輸出に頼っていたが、その後世界的に原油価格が暴落。さらに前チャベス大統領と現在のマドゥロ政権の浪費や、行政に抑制と均衡の仕組みが存在せず、汚職がはびこってきたそうだ。

その結果、2014年以来、深刻な経済危機に陥り、国内では食料や医薬品まで不足。多くの市民が食べることにも困っているとされ、マドゥロ大統領の失政をめぐって反体制派によるデモも長期間繰り広げられた。

このデモに対し極めて強い権限を持つマドゥロ大統領は、反体制派を抑え込むため非常事態宣言を連発。治安部隊を動員し、強硬に取り締まり、現在までに125人が死亡しているという。（了）

出典元：MailOnline：Starving homeless woman eats a CAT in front of shocked crowd as Venezuela’s economic crisis continues(10/11)