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サウジアラビアと「フーシ派」が攻撃の応酬、イエメン国内では人道危機

サウジアラビアと「フーシ派」が攻撃の応酬、イエメン国内では人道危機
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イエメンの「フーシ派」は国内への攻撃の報復として、サウジアラビアの複数の施設をミサイルで攻撃したと明らかにした。

 

国際空港や石油施設などを攻撃

 

イエメンの「フーシ派」は10月14日、サウジアラビアの都市、Dhahranにある石油会社「サウジアラムコ」の施設や、首都・リヤドにあるキング・ハリド国際空港、そして「サウジアラムコ」の石油施設に対し、弾道ミサイルなどで攻撃をしたと明らかにした。

 

この攻撃は、サウジアラビア主導の連合軍による、イエメンの首都・サナアへの攻撃に対する報復として行われ、「フーシ派」の軍事報道官は、空港と石油施設を標的とした作戦が今後、数日間継続すると警告した。

 

サウジアラビア側は、首都・リヤドに向けて発射された「フーシ派」の弾道ミサイルを、迎撃・破壊したと発表。しかし落下したミサイルの破片により、1人が負傷したという。

 

サウジアラビアが支援するイエメン政府軍は、戦略的に重要な都市、タイズの支配権を巡る戦闘が激化する中、「フーシ派」に対する「標的攻撃作戦」を2309回実施したと発表した。

 

また「フーシ派」も、イエメン南西部の都市、Ras al-Araやal-Madaribahにいるサウジアラビア軍に対し、3発の弾道ミサイルによる精密攻撃を行ったと主張している。

 

80万人が食糧支援を受けられず

 

このように戦闘が激化する中、イエメン国内では大量の避難民が生まれ、移住を余儀なくされている。

 

イエメンでは戦闘開始から、約100万人が住む家を追われ、その一部は海を渡り、アフリカのジブチ共和国へ逃れているそうだ。

 

また世界食糧計画(WFP)によると、「フーシ派」と政府軍の戦闘激化に伴い、イエメン国民の10人に8人が食料不足に苦しんでおり、特にイエメン南西部、紅海に面したタイズ県では、80万人が命を守るための食糧支援を受けられなくなっているという。

 

国際赤十字委員会(ICRC)も、戦闘激化に伴う負傷者の急増により病院が逼迫し、イエメンの医療システムが限界に達していると警告した。

 

さらに世界保健機関(WHO)によれば、イエメンでの戦闘から逃れ、不衛生な避難キャンプに身を寄せる市民が増えているため、コレラの疑われる症例が、過去3週間で3倍に増加したという。

 

ホルムズ海峡で船舶への被害が多発

 

一方、イラン軍は10月14日、船舶を標的とする新たな部隊を配備し、ホルムズ海峡の監視を強化したと発表した。

 

イラン側は、許可なくホルムズ海峡を航行しようとする船舶に対し、繰り返し警告を発しており、アメリカ軍は海峡を航行する船舶を、オマーン沿岸に近いルートで誘導している。

 

イラン革命防衛隊の海軍は14日、ホルムズ海峡で貨物船が機雷に接触し、沈没したと発表。この貨物船は2500個のコンテナを積載していたとされ、イラン側の許可が下りていないルートを航行していたそうだ。

 

またシンガポール船籍の貨物船2隻も飛翔体による攻撃を受け、1隻が沈没、もう1隻は港に無事到着したという。

 

沈没したのは「GFS Pride」号で、船体が損傷し、火災が発生したが、乗組員21名全員は無事避難し、負傷者は報告されていない。

 

もう1隻は「JRC Giselle」号で、攻撃により船体が損傷を受けたが、自力航行で安全な停泊地に到着。乗組員22名も全員無事だったそうだ。

 

アメリカ中央軍も14日、オマーン湾で監視活動を行い、イラン関連のダウ船(帆船)を撃沈したと発表。その映像を公開した。

 

 

この攻撃は10月6日に行われたと見られ、船の乗組員は破壊される前に安全に避難し、現在は帰国支援も行われているという。(了)

 

出典元:Aljazeera:Iran war live: Cargo vessels sunk in Hormuz as Iran attacks continue(10/14)

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