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「ウィキペディア」がパキスタンで禁止に、理由は冒涜的なコンテンツ

「ウィキペディア」がパキスタンで禁止に、理由は冒涜的なコンテンツ
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オンライン百科事典の「ウィキペディア」が、パキスタン当局によって禁止され、閲覧できなくなった。

 

全ての削除には応じなかった

 

「ウィキペディア」が禁止されたのは2月4日。それまでパキスタン当局は「ウィキペディア」側に対し、48時間以内に、問題のページを削除するよう求めていたという。

 

しかしどうやら「ウィキペディア」側は一部を削除したが、全ての削除には応じなかったとされ、禁止されることになったそうだ。

 

パキスタン電気通信庁(PTA)のスポークスマンであるMalahat Obaid氏は、「ウィキペディア」が「冒涜的なコンテンツ」の削除をめぐる「度重なる連絡」に応じなかったと説明している。

 

ただしどの項目が「冒涜的」なのか、問題のページの詳細は明らかにされていない。

 

ネット上のコンテンツを支配?

 

Obaid氏は「すべての不快な素材が削除されるまで、ウェブサイトはブロックされたままとなる」と述べたという。

 

ウィキペディアを運営するウィキメディア財団は、パキスタンの人々が「最大の自由な知識の宝庫」にアクセスできなくなると不満を表明。

 

言論の自由の運動家も「インターネット上のコンテンツに対して、より大きな支配力を行使しようとする動き(努力)のように見える」と懸念を示している。

 

またパキスタンのデジタル著作権活動家であるUsama Khilji氏も「主な目的は、反対意見を封じることだ。多くの場合、冒涜はその目的のために武器化されるのです」と批判している。

 

YouTubeやFacebookもすでに禁止

 

パキスタンでは、2010年に「冒涜的なコンテンツが増加している」という理由でYouTubeが禁止されたという。

 

またFacebookも、預言者ムハンマドの画像を描くよう人々に呼びかけるキャンペーンをめぐる論争を経て、2010年に利用が禁止されたそうだ。(了)

 

出典元:BBC:Pakistan blocks Wikipedia for ‘blasphemous content’(2/4)

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