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イスラエル兵がモスクへ入り「ハヌカ」の歌を歌う、動画が拡散

イスラエル兵がモスクへ入り「ハヌカ」の歌を歌う、動画が拡散
X_Yousef Munayyer

イスラエル兵が、ヨルダン川西岸地区にあるモスクに入り、ユダヤ教の歌を歌った動画が撮影され、非難の声が寄せられている。

 

イスラム教の聖地を傷つける

 

その動画が撮影されたのは、ヨルダン川西岸地区の町、ジェニンだ。当時、イスラエル兵が土足で、イスラム教の聖域であるモスクに入り込んだという。

 

そして1人の兵士が、備え付けられていた拡声器を使い、ユダヤ教の「ハヌカ」の歌を歌い、もう1人の兵士がその様子を撮影したそうだ。

 

その動画はネット上に投稿されたが、イスラエル兵が意図的にイスラム教の聖地を傷つけているとして、非難する声が多く上がったという。

 

イスラエル国防軍(IDF)も14日、作戦行動中に兵士らがIDFの行動規範に違反したとして、彼らを懲戒処分にし、数人の兵士が作戦活動から外されたと明らかにした。

 

イスラエル軍による攻撃が激化

 

一方、ガザ地区ではイスラエル軍による攻撃が激化しており、南部の町、ラファでもイスラエル軍の空爆により、複数の建物が倒壊した。ネットの動画にも、瓦礫の中から犠牲者を救おうとする人々の様子が映っている。

 

ガザ地区の保健当局によれば、この攻撃で26人のパレスチナ人が死亡したという。

 

 

またハンユニスでもイスラエル軍による砲撃が再開され、そこではイスラエル軍の地上部隊と「ハマス」の戦闘員の間で激しい戦闘が行われているそうだ。

 

ガザ地区中部にあるヌセイラト難民キャンプでも、イスラエル軍による新たな砲撃があり、北部でも攻撃が続き、イスラエル兵はパレスチナ人を逮捕・連行していると言われている。

 

人々が飢えにも苦しんでいる

 

そんな中、ガザ地区の人々は飢えにも苦しんでおり、ネットにも人々が食料を受け取るために、列を作っている様子が投稿されている。

 

 

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラザリーニ事務局長によれば、ガザ地区の人々はあまりの空腹のために、支援車両を止め、食料を受け取ってすぐに食べているという。

 

ラザリーニ事務局長は記者団に対し「これほど彼らは絶望し、飢えているのです。私はそれを直接目撃しました。1日、2日、3日、何も食べていない人に出会うことが増えています」と述べている。

 

ガザ地区の保健当局が14日に発表した内容によれば、10月7日以来、イスラエルによる攻撃で、少なくとも1万8787人のパレスチナ人が死亡、5万897人が負傷したという。(了)

 

出典元:Aljazeera:Israel-Hamas war live: Israeli PM Netanyahu thanks US for support, weapons(12/14)

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