NetworkRail

イギリスで、列車の通過時に踏切を横断した男性の映像が公開され、非常に危険な行為だとして注意が呼び掛けられている。

「最も接近したニアミス」

その様子が撮影されたのは1月18日午前10時43分（現地時間）、場所はイングランド北東部の町、Runcorn付近と考えられている。

映像には、ウェスト・コースト本線（ロンドンからスコットランドのグラスゴー行き）を走る列車に、あと少しで轢かれそうになる男性の姿が映っていた。

この映像は、鉄道管理事業者「ネットワーク・レール」が3月3日に公開したもので、職員は「これまで見た中で、最も接近したニアミスの1つだ」と説明している。その様子がこちら。

時速200kmで通過する区間

「ネットワーク・レール」の北西部安全責任者であるルーシー・ジョーダン氏は、次のように語っている。

「このような映像を見ると、いつも心臓が止まってしまいます。ほんの数秒の差で、この男性は悲劇に見舞われたかもしれず、彼が置かれた危険性を軽視することはできません。特にこの場所では、列車が近づいてくるのを見ることはできません。列車があまりにも早く移動するため、横断に間に合うかを人々が判断できないのです。そのため、利用者が安全に横断できるよう、赤と緑の警告灯を設置しているのです」

「ネットワーク・レール」によると、この区間では列車が時速125マイル（約200km）で走ることがあるという。

また、この映像を共有することは、他の人々への強い警告であり、踏切の規則を思い出させるために重要であると述べている。（了）

出典元：ITV：Shocking near miss at level crossing near Runcorn caught on CCTV(3/3)