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「プーチンはサタンだ!」漏洩したロシア・エリート層の会話を、ウクライナが報道

「プーチンはサタンだ!」漏洩したロシア・エリート層の会話を、ウクライナが報道
flickr_Graeme Paterson

ロシアの音楽プロデューサーと大富豪と思われる人物らの会話がリークされ、その内容がウクライナ・メディアによって先週、公開された。

 

30分間に及ぶ電話でのやりとり

 

その会話は、ロシアの著名な音楽プロデューサー、ヨシフ・プリゴジン氏と、億万長者のファルカド・アクメドフ氏と思われる人物が交わしたもの。

 

アクメドフ氏は元ロシア上院議員で、ロシア政権に近いことから西側の制裁対象になっており、プリゴジン氏(ワグネルのエフゲニー・プリゴジン氏とは無関係)はロシア政権の長年の支持者と見られている。

 

30分間に及ぶ電話での会話の中で、2人はウクライナ戦争とロシアの指導部を痛烈に批判していたという。

 

「プーチンは全員をだました!」

 

プリゴジン氏とみられる人物は電話で、「彼らが国をめちゃくちゃにしたことは間違いない」と発言。

 

さらにこの人物は、プーチンの側近を、自分たちが「神」であるかのように振る舞う「洗脳された下衆ども」と表現した。

 

これに対しアクメドフ氏と思われる人物は、プーチン氏について「彼はサタンだ。まったく(頭が)空っぽだ」と批判。次のように述べたという。

 

「彼は私たち全員をだました!誰もかも、すべてだ。国全体が、国民全体が、全人口が(だまされた)、やってられん!」

 

無論、公開された音声が本人たちの会話だと確認されたわけではない。ただこの音声が本物だと確認されれば、ロシアのエリート内部の雰囲気を知ることができる貴重な資料となる。

 

プリゴジン氏は当初、この報道を「フェイクニュース」と呼んでいたが、その後の反応で、アクメドフ氏との会話には「本当の瞬間」が含まれていると述べたという。

 

大統領がザポリージャ州を訪問

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は27日、南部ザポリージャ州の前線基地を訪問したという。

 

ゼレンスキー氏は、ザポリージャ州の強化された陣地を訪問し、作戦状況について学び、軍に賞を贈ったそうだ。

 

ただドネツク州のスラビャンスクでは27日も、ロシア軍によるミサイル攻撃が行われ、2人の住民が死亡。29人が負傷した。

 

またこの攻撃により、多くの高層ビルやオフィスも損傷または破壊されたという。

 

一方、ドイツが供与を約束していた戦車「レオパルト2」18両が、ウクライナ国境で引き渡された。歩兵戦闘車「マルダー」も約40台がウクライナに到着したと報じられている。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Putin’s plan to station nuclear weapons in Belarus ‘irresponsible’ and ‘escalatory’, says Germany(3/27)

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