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ロシアのプーチン大統領が、ウクライナにある軍司令部を訪問

ロシアのプーチン大統領が、ウクライナにある軍司令部を訪問
Twitter/Natalka

プーチン大統領が珍しく、ウクライナにあるロシア軍の司令部を訪問したと報道されている。

 

司令官などが戦況の報告

 

ロシア政府は、プーチン大統領が、ウクライナ南部のヘルソン地方で行われた軍司令部会議に出席したと明らかにした。

 

そこでプーチン大統領は、ヘルソン州とザポリージャ州の戦況について、空挺部隊の司令官や他の幹部から報告を受けたそうだ。

 

ロシア国営テレビは、プーチン大統領が軍用ヘリコプターを降り、軍の上級司令官たちに挨拶する姿を映した。しかし、この訪問が実際にいつ行われたのかは、明らかになっていない。

 

またプーチン大統領は、ロシア軍が占領しているウクライナ東部のルハンスク州にある国家警備隊本部も訪問したという。

 

WSJの記者が裁判所に出廷

 

一方、スパイ容疑でロシア当局に拘留されている、「ウォール・ストリート・ジャーナル」のエヴァン・ゲルシュコビッチ記者は4月18日、異議申し立てのために裁判所に出廷した。

 

「フィナンシャル・タイムズ」のモスクワ支局長であるMax Seddon氏は、裁判所内の映像を公開。「メディアは、檻の中のエヴァン(ゲルシュコビッチ)の写真やビデオを撮ることは許されているが、彼と話すことはできない」「彼も何も言い返せない」 と指摘した。

 

裁判所には、アメリカの駐ロシア大使であるリン・トレーシー氏も同席していた。

 

ロシアの裁判所はその後、拘束した決定に対して、ゲルシュコビッチ氏が提出した異議申し立てを審理したが、却下する判断を下した。

 

バフムトでロシア軍が空爆などを強化

 

ウクライナの地上軍司令官は4月18日、ロシア軍が東部の激戦地・バフムトで重砲と空爆を強化していると明らかにした。

 

バフムトを巡っては先日、民間軍事会社「ワグネル」のトップが、同市の80%以上を支配していると発言していた。

 

しかしウクライナ側はこれを否定し、依然として街の20%以上を支配していると主張している。

 

野党指導者が刑務所で重病

 

ロシアの野党指導者であるアレクセイ・ナワリヌイ氏が、「重病」だとの情報も流れている。

 

彼の友人であるRuslan Shaveddinov氏は、ナワリヌイ氏が刑務所内で激しい胃痛に悩まされており、遅効性の毒物による可能性があるとの見方を示した。

 

また先々週には、ナワリヌイ氏が収容されているIK-6刑務所に救急車が呼ばれたそうだ。その上でShaveddinov氏は、次のように述べている。

 

「彼の状況は危機的で、私たちは皆、非常に心配しています。救急車を呼んだということは、状況が非常に悪かったのだろうと理解しています」

 

ナワリヌイ氏の支援者は、彼を病院に入院させるよう要求してきたが、刑務所側はそれを拒否しているそうだ。

 

ナワリヌイ氏の弁護士は今月初旬、彼が呼吸器系の疾患を患い、刑務所の病棟に移され、新型コロナの検査を受けたと明らかにしていた。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war live: Putin attends military command meeting in occupied Kherson region(4/18)

出典元:The Guardian:Alexei Navalny in ‘critical’ situation after possible poisoning, says ally(4/14)

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