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パリで親パレスチナの大規模デモ、警官隊が放水銃や催涙ガスを使用

パリで親パレスチナの大規模デモ、警官隊が放水銃や催涙ガスを使用
X_@visegrad24

フランスの首都・パリで10月12日、親パレスチナの大規模な集会が開かれ、参加者が警官隊と衝突した。

 

「フリー・パレスチナ」「ガザ包囲をやめろ」、

 

実は、10月7日にパレスチナ武装組織「ハマス」がイスラエルへ越境攻撃を仕掛けた後、フランスではイスラエルに反対する抗議活動などは事実上禁止されていたという。

 

しかし12日の夜には、共和国広場周辺に親パレスチナの群衆が集まり、「フリー・パレスチナ」や「ガザ包囲をやめろ」、「イスラエルの人殺し」「マクロンも共犯者だ」と叫んだそうだ。

 

 

その場には約2000人の群衆が集まり、パレスチナの国旗を振りかざしたという。

 

午後8時過ぎ、フランス警察の暴動パトロール隊が、デモ参加者を排除するために乗り出した。

 

警察はウォーターキャノンを使用し、デモ参加者を吹き飛ばし、その後、催涙ガスも放ったという。

 

過去もデモを禁止してきた

 

フランス警察は2014年のイスラエル・ガザ戦争以来、パレスチナを支持するデモを日常的に禁止してきたという。

 

警察は、この禁止について、常に「公序良俗への脅威」を理由に挙げてきたが、反対派は言論の自由の原則を無視していると非難してきたそうだ。

 

今回もパリ市警のスポークスマンは、「公の秩序を乱す危険性を考慮し、禁止令が再び発令された」と述べた。

 

また11日に予定されていた、フランス第二の都市リヨンでの抗議行動も、地元警察によって禁止されたという。

 

しかしデモ参加者のシャルロット・ヴォーティエさん(29)は、「私たちは市民法の国に住んでいます。一方を禁止し、他方を許可するのは不公平であり、パレスチナの現実を反映していない」と述べている。

 

そもそもフランスにはヨーロッパ最大の、イスラム教徒とユダヤ教徒のコミュニティがあり、中東での紛争により、これまでも繰り返し双方に緊張がもたらされてきたそうだ。

 

マクロン大統領は12日夜のテレビ演説で、反ユダヤ主義的行為が増加しているとし、国民に団結を呼びかけた。(了)

 

出典元:MailOnline:Paris police turn water cannons and tear gas on pro-Palestine demonstrators as French minister says there is ‘no place’ for such demonstrations following Hamas terror atrocities(10/12)

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