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【ガザ侵攻】ホワイトハウス前でユダヤ人らが停戦を求め抗議デモ、30人を逮捕

【ガザ侵攻】ホワイトハウス前でユダヤ人らが停戦を求め抗議デモ、30人を逮捕
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アメリカの首都、ワシントンD.C.で10月16日、イスラエルとハマスの戦争終結を求めるユダヤ人グループによる抗議デモが行われた。

 

「ガザでの大量虐殺を止めろ」

 

このデモはユダヤ人グループ「IfNotNow」と「Jewish Voice for Peace」によって組織され、参加者はワシントンD.C.にあるファラガット広場から、ホワイトハウスまで行進したという。

 

ホワイトハウス前には数百人が集まり、デモ参加者は「ユダヤ人は言う:今すぐ停戦を!」や「私の悲しみはあなたたちの武器ではない」「戦争に反対、アパルトヘイトに反対」「ガザでの大量虐殺を止めろ」と書かれたボードを掲げたそうだ。

 

 

しかしその後、バリアを越えてホワイトハウスへの入口を封鎖したとして、30人以上のデモ参加者が逮捕されたという。

 

「紛争が続けば、家族の安全が守れない」

 

主要なユダヤ人団体である「名誉毀損防止同盟(Anti-Defamation League)」は、「Jewish Voice for Peace」について、急進的かつ反イスラエル的であり、「ユダヤ人社会の主流」からは外れた見解を持っているとみなしている。

 

ただこのデモに参加した2人のユダヤ人たちは、イスラエルの保守政権を非難。またABCニュースの特派員に対し、ジョー・バイデン大統領の危機管理は「恥ずべき」で「破滅的」なものだと評したという。

 

1人のデモ参加者は「紛争が続くことで、私たち家族の安全は守れない。これで私たちのコミュニティが安全でいられるとは思っていません」と述べている。

 

 

また「IfNotNow」のエヴァ・ボルグワルト氏は、抗議者たちが望んでいるのは「即時停戦と現在の危機の非エスカレーション」であり、それにはイスラエル軍がハマスに対抗するための作戦を終了させることも含まれるとし、次のように述べた。

 

「私たちがここにいるのは、私たちの未来と安全が絡み合っているからです。誰もが悲しんでいる。誰もが怯えている。現状が完全に維持できないことは明らかです。そして、何千、何十万、おそらく何百万もの命が天秤にかかっているのです」(了)

 

出典元:ABC News:Dozens arrested at White House as protesters call for end to Israel’s response to Hamas attack(10/17)

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