Switch news

知っておきたい世界のニュース

「ハマス」が人質を解放、イスラエル側も39人のパレスチナ人を釈放

「ハマス」が人質を解放、イスラエル側も39人のパレスチナ人を釈放
X_Channel 5 News

イスラエルとパレスチナ武装組織「ハマス」との戦闘が休止され、双方が人質などを解放し始めた。

 

「ハマス」が人質の最初のグループを解放

 

11月24日、「ハマス」側は人質の最初のグループ、イスラエル人13人、タイ人10人、フィリピン人1人を解放したという。

 

幼い子供や年配の女性を含む13人のイスラエル人がガザ地区を離れ、夕方までに母国に到着したそうだ。

 

イスラエル国防軍(IDF)も、ガザ地区から解放されたイスラエル人の人質が現在イスラエルに滞在し、健康診断を受けていることを確認した。今後人質となっていた人々は、イスラエル国内の病院へ搬送され、そこで家族と再会することになる。

 

またイスラエル側は、25日に解放される人質のリストを、「ハマス」側から受け取ったそうだ。

 

39人のパレスチナ人も釈放

 

イスラエル側も24日、刑務所に収容されていた39人のパレスチナ人を釈放したという。

 

39人のうち24人は女性で、その中にはイスラエル軍への攻撃を行い、殺人未遂で有罪判決を受けた人物も含まれているそうだ。

 

また残りの15人は十代の若者で、イスラエル兵への投石などの罪で投獄され、彼らの中には何年も家に帰れないでいた者もいるという。

 

彼らの釈放により、パレスチナ人が暮らすヨルダン川西岸地区では、祝賀行事が行われているそうだ。

 

137台のトラック、燃料も搬入

 

またイスラエル軍による戦闘も一時的に休止されており、現時点では「ハマス」との交戦も確認されていない。

 

戦闘の休止は4日間続く予定で、その間にガザ地区の住民を支援する物資の搬入も行われる。

 

すでに24日には、ガザ地区にある国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の受け入れ拠点に、137台のトラックが到着。物資が荷下ろしされたという。

 

この搬入量は10月7日以来最大のもので、国連人道問題調整事務所(OCHA)は24日にも12万9000リットルの燃料が運ばれ、ガソリンを積んだ4台のトラックがガザ地区に入ったと明らかにした。

 

スペインとベルギーの首相「恒久的な停戦」を呼び掛け

 

スペインとベルギーの首相は24日、エジプトとの境界にあるラファ国境検問所で揃って演説を行い、ガザ地区における4日間の戦闘休止を歓迎し、同時に「恒久的な停戦」を呼びかけた。

 

スペインのペドロ・サンチェス首相は「(ガザ)地区の人々が経験している壊滅的な状況を逆転させるには、永続的な人道的停戦を確立することが絶対に必要だ」と述べたという。

 

またベルギーのアレクサンダー・デ・クルー首相もサンチェス首相に同調し、「ガザの破壊は容認できない。私たちは、社会が破壊されつつあるのを受け入れることはできません」と訴えた。(了)

 

出典元:The Guardian:Israel-Hamas war live: Joe Biden says hostage release is ‘start of a process’; biggest aid convoy since start of war enters Gaza(11/24)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top