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「ウクライナの戦争で疲れが…」伊首相、イタズラ電話に引っかかってしまう

「ウクライナの戦争で疲れが…」伊首相、イタズラ電話に引っかかってしまう
Instagram/giorgiameloni

イタリアのジョルジャ・メローニ首相がイタズラ電話に引っかかり、ウクライナでの戦争について語ってしまった。

 

ロシア人の2人組がイタズラ電話

 

イタリアのメディアによると、このイタズラ電話を仕掛けたのは、2人のロシア人コメディアン、ウラジミール・クズネツォフ氏(通称:ヴォバン)とアレクセイ・ストリャロフ氏(通称:レクサス)だという。

 

彼らはアフリカの政治家を名乗り、メローニ首相にイタズラ電話をかけ、通話の内容を録音。その内容をビデオ共有プラットフォーム「ランブル」で公開し、その後ロシア国営通信社「RIAノーボスチ」が取り上げたそうだ。

 

メローニ首相の事務所も、このイタズラ電話が9月18日にかけられ、相手が「アフリカ連合委員長」を名乗り、首相自身が騙されていたことを認めた。

 

「私たちには出口が必要」

 

イタズラ電話において、メローニ首相はまず、ロシアとウクライナとの戦争に関して「あらゆる面で疲れが溜まっている」とし、「私たちには出口が必要だということを、誰もが理解する瞬間が近づいている」と語ったという。

 

また、彼女は次のように語ったそうだ。

 

「ウクライナの反撃は予想通りに進んでいない。紛争の命運は変わっておらず、解決策が見つからなければ(紛争が)何年も続く可能性があることは誰もが理解している。ウクライナ人はやるべきことをやっており、我々は彼らを助けようとしている」

 

その上でメローニ首相は「問題は国際法を破壊することなく、双方にとって受け入れられる解決策を見つけることだ」とし、「この状況をどう管理するかについて、いくつかのアイディアがあるが、それをテーブルに載せる適切なタイミングを待っている」と語ったそうだ。

 

メローニ氏の事務所によれば、9月19日から21日まで開催される国連総会の場で、関係強化のためにアフリカの指導者らと会う約束をしており、その時期にイタズラ電話の標的にされてしまったという。(了)

 

出典元:The Guardian:‘Tiredness on all sides’ over war in Ukraine, Italian PM tells prank caller(11/1)

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