イタリアのメローニ首相、イスラエルとの防衛協定の一時停止を決定

イタリアのジョルジャ・メローニ首相は4月14日、イスラエルとの防衛協定を一時停止したと発表した。
レバノン攻撃を批判
イタリア通信社「ANSA」と「AGI」によると、メローニ首相は14日、ヴェローナで開催されたイベントで、「現状を踏まえ、政府はイスラエルとの防衛協定の自動更新を一時停止することを決定した」と述べたという。
この防衛協定は2006年に締結され、5年ごとに自動更新されており、防衛産業や軍人の教育訓練、研究開発、情報技術における協力が盛り込まれている。
メローニ首相率いる右派政権は、これまでヨーロッパにおけるイスラエルの最も緊密な同盟国の1つであったが、ここ数週間、イスラエル軍によるレバノン攻撃を批判してきた。
Italian Prime Minister Giorgia Meloni said on Tuesday that her country had suspended an automatic renewal of a defence cooperation deal with Israel amid ‘Middle East conflicts’. pic.twitter.com/GvPBoUcNLE
— Al Jazeera Breaking News (@AJENews) April 14, 2026
イタリア軍の平和維持部隊に威嚇射撃
イスラエル軍は先日、レバノンに駐留中のイタリア軍の平和維持部隊の車列に対し、威嚇射撃を行った。
この威嚇射撃で、負傷者は出ていないが、車両1台が損傷。その後、イタリア政府はイスラエル大使を呼び出し、抗議したという。
イタリアのアントニオ・タヤーニ外相も、イスラエル軍によるレバノン市民への「容認できない攻撃」を非難。これに対し、イスラエル側もイタリア大使を召喚して抗議した。
副首相を兼任するタヤーニ外相は、4月13日にベイルートを訪問し、レバノンのジョゼフ・アウン大統領およびユセフ・ラッジ外相と会談したそうだ。
その際、タヤーニ外相は自身のSNSで、「イスラエルによる市民への容認できない攻撃を受け、イタリアの連帯を伝えるためにベイルートを訪れた」と投稿した。
イタリアでは議会を通じて、イスラエルとの防衛協定停止を求める声が上がっており、イタリアの市民もまた、パレスチナにおけるイスラエルのジェノサイドへの支援と加担をやめるよう求めてきたという。
イスラエルの極右大臣、独首相を批判
ドイツのメルツ首相も4月13日に声明を発表し、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談をした後、レバノン南部への軍事攻撃を停止するよう求めた。
またメルツ首相はネタニヤフ首相に対して、「パレスチナ自治区の情勢について深い懸念」を表明し、ヨルダン川西岸地区の「事実上の併合」は許されるべきではないと述べたという。
これに対し、イスラエルの極右政治家、スモトリッチ財務相は、第二次世界大戦中にナチスが600万人のユダヤ人を虐殺したことを引き合いに出し、次のように批判した。
「(4月14日の)ホロコースト犠牲者追悼記念日の前夜において、ドイツ首相は我々の世代のナチス(パレスチナ人)に対して、我々にどう行動すべきか、道徳を説くよりも、頭を下げ、ドイツを代表して千回謝罪すべきだ」(了)
出典元:Aljazeera:Italy suspends defence agreement with Israel(4/14)
出典元:Aljazeera:Iran war live: Trump says Tehran wants deal amid US blockade in Hormuz(4/14)

























