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巨大な珍しいマンボウ、オレゴン州の海岸に打ち上げられる

巨大な珍しいマンボウ、オレゴン州の海岸に打ち上げられる
Facebook/Seaside Aquarium

アメリカのオレゴン州のビーチに、巨大なマンボウが打ち上げられているのが発見された。

 

「カクレマンボウ」

 

オレゴン州にある「シーサイド水族館」によると、そのマンボウは6月3日に、オレゴン州の町、ギアハートにあるビーチに打ち上げられているのが発見されたという。

 

そのマンボウの体長は約2.2m。「フードウィンカー・サンフィッシュ(hoodwinker sunfish)」と呼ばれる種類と考えられている。

 

学名はラテン語で「Mola tecta」とされ、和名では「カクレマンボウ」と呼ばれている。

 

Facebook/Seaside Aquarium
Facebook/Seaside Aquarium

2017年に新種として特定

 

ニュージーランド在住の研究者であるMarianne Nyegaard氏は、「シーサイド水族館」に連絡を取り、写真に写っているマンボウが「フードウィンカー・サンフィッシュ」であると確認したという。

 

この種は通常のマンボウより珍しく、今回のサンプルは、今までの「フードウィンカー・サンフィッシュ」の中でも最大である可能性が指摘されている。

 

2017年に発表された研究で、Nyegaard氏は遺伝子サンプルの採取と観察を通じて、「フードウィンカー・サンフィッシュ(Mola tecta)」が、「Mola mola」と呼ばれるマンボウとは異なる種で、新種であることを発見した。

 

「tecta」はラテン語で「隠れた」または「変装した」という意味となる。また「フードウィンカー・サンフィッシュ」は、南半球にしか生息していないと考えられてきた。

 

しかしこのマンボウは2019年にも、カリフォルニア州の海岸に打ち上げられており、最近もアラスカ州やカリフォルニア州で発見されたという。

 

このため、南半球だけに生息しているという説に疑問が投げかけられている。(了)

 

出典元:ABC News:Rare 7-foot fish washed ashore on Oregon’s coast garners worldwide attention(6/8)

出典元:National Geographic:マンボウの新種発見、125年ぶり、カクレマンボウ(2017/7/24)

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