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イスラエル軍がガザ南部で攻勢、病院の機能が停止する恐れ

イスラエル軍がガザ南部で攻勢、病院の機能が停止する恐れ
X_Quds News Network

イスラエル軍はガザ地区南部のハンユニスで攻勢を強めており、病院が機能停止する恐れが出ている。

 

南部の病院付近で攻撃

 

「アルジャジーラ」の特派員によれば、イスラエル軍の攻撃は、ハンユニスにあるナセル病院から数百メートル離れた場所で行われているという。

 

また「国境なき医師団(MSF)」も、イスラエル軍が16日夜、事前の避難命令なしにナセル病院付近で激しい砲撃を行い、病院に避難していた患者や避難民のパレスチナ人がパニックに陥って逃走したと発表した。

 

 

「国境なき医師団」のパレスチナ担当・レオ・カンス氏も17日にナセル病院を訪問し、状況が「壊滅的」であり、施設の収容率は300%を超えていると指摘、次のようにSNSに投稿した。

 

「ナセル病院では、MSFが外傷性や重度の火傷を負った人を含む患者に、救急治療と外科的治療を提供している。しかし施設周辺での激しい爆撃のため、12月以降、私たちの活動は大幅に縮小している」

 

ガザ地区に医薬品などが到着

 

一方、カタール政府は、支援物資と医薬品がガザ地区に到着したと明らかにした。

 

カタール政府は先日、イスラエルとハマスと交渉を行い、ガザ地区で人質にされているイスラエル人に医薬品を届ける代わりに、パレスチナの人々にも支援物資と医薬品を届けるとの合意に達したと発表していた。

 

その支援物資と医薬品が17日、ガザ地区へ到着したという。またカタール外務省の報道官は、「カタールは地域および国際パートナーとともに、政治的および人道的レベルでの調停努力を続けている」と述べた。

 

ヨルダン川西岸での実態とは?

 

しかしイスラエル軍は、ヨルダン川西岸地区でもパレスチナ人の家を襲撃し、人々を殺害、インフラなども破壊している。

 

ヨルダン川西岸地区北部の難民キャンプに支援を行っているアハメド・アブ・シャメク氏によれば、10月7日以来、イスラエル軍の襲撃が飛躍的に増加したという。

 

これまでイスラエル軍は難民キャンプにある400件の家を襲撃し、50の企業の施設を壊し、18台の車両を破壊したそうだ。

 

また17日には、イスラエル軍がパレスチナ人の乗る車を攻撃し、5人が死亡したという。

 

同じく難民キャンプに支援を提供しているファイサル・サラマ氏も、次のように述べている。

 

「軍用ジープやブルドーザーに乗ったイスラエルの兵士たちが、早朝に難民キャンプを襲撃し、インフラを破壊し始めた。キャンプ内のすべての道路、水道管、電力網は破壊された」

 

サラマ氏によれば、これまでに数百人の市民が拘束されて尋問され、狙撃兵が家の屋上に陣取る中、兵士が戸別訪問して男性を逮捕、女性と子供は各家庭の個室に閉じ込めたという。

 

サラマ氏は「これはすべて、イスラエルの(パレスチナ人に対する)集団懲罰政策の一部だ」と述べている。

 

ドイツがイスラエルに砲弾の提供を検討

 

ドイツのメディア「Der Spiegel」紙は、ドイツ政府が約1万発の精密誘導120mm戦車砲弾について、イスラエルから要望を検討していると報じた。同紙によると、関係機関はすべてこの要請を承認したという。

 

これに対し「ハマス」は、ドイツ政府を非難、声明で次のように述べた。

 

「これでドイツは、ガザ人民に対する戦争の直接のパートナーとなる。ドイツはナチス・シオニスト政府が犯した戦争犯罪と、ガザ地区でのパレスチナ人民に対する虐殺戦争に対して、完全な政治的・道義的責任を負うことになる」

 

一方、フランスの外務大臣は、イスラエルが国際司法裁判所に提訴された件について、訴えを起こした南アフリカの主張を支持していないと述べた。

 

ステファン・セジュルヌ外務大臣は、フランス議会で「大量虐殺の概念を、政治目的に利用することはできない」と述べたという。

 

またアメリカ・民主党のバーニー・サンダース上院議員が、国務省に対してアメリカの兵器がガザ地区での大量虐殺に使用されたかを報告するよう求めた決議案は、上院で否決された。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Aid for captives, Palestinians enters Gaza(1/17)

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