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イスラエル軍が、安全地帯に指定したガザ南部のキャンプを攻撃、25人が死亡

イスラエル軍が、安全地帯に指定したガザ南部のキャンプを攻撃、25人が死亡
X_Aditya Juans Mandagie

イスラエル軍は6月21日にも、ガザ地区各地で攻撃を続け、数多くのパレスチナ人が殺害された。

 

安全地帯に指定したアル・マワシ地区

 

イスラエル軍は21日、安全地帯に指定したガザ地区南部のアル・マワシ地区に対し、攻撃を行い、これまでに少なくとも25人が死亡、50人が負傷したという。

 

アル・マワシ地区は、イスラエル軍が南部のラファを攻撃する前、住民に避難するよう指定した安全地帯とされ、多くのパレスチナ人がテントを張って生活していた。

 

目撃者の証言では、イスラエル軍はアル・マワシ地区の仮設キャンプ地にある、赤新月社(または赤十字)の建物付近に2発の爆弾を投下したそうだ。また砲弾が撃ち込まれたとの情報もある。

 

この攻撃により、アル・マワシ地区に避難していた人々が、荷物を持たずに、南部のハンユニスやガザ地区中部へ避難し始めているとも伝えられている。

 

ガザ地区南部、北部でも攻撃を激化

 

ガザ地区南部のラファでも、イスラエル軍が攻撃を激化させ、住民の話によれば、西部ではイスラエル軍のドローンや飛行機、戦車、海軍の船が砲撃を加えているという。

 

またイスラエル軍の戦車がさらに町へ侵攻し、避難民のテントに砲弾を発射したとの情報も流れている。

 

ガザ地区南部のハンユニス東部でも、イスラエル軍の攻撃が行われ、3人のパレスチナ人が死亡。成人1人と子供2人の遺体が、ハンユニスにある「欧州病院」へ運ばれた。

 

ガザ地区北部のガザ市でも、イスラエル軍が空爆を行い、市庁舎を攻撃。市職員4人と通行人1人が死亡、その他多数が負傷したという。

 

またイスラエル軍は、ガザ市のアルシャティ難民キャンプの住宅へも攻撃を行い、少なくとも10人のパレスチナ人が死亡、17人が負傷したそうだ。

 

イスラエル軍がヨルダン南部も攻撃

 

イスラエル軍は21日にも、ヨルダン南部の町、キアムに2度の攻撃を仕掛けたと、レバノンの国営通信社が伝えている。

 

この攻撃による被害は伝えられていないが、昨年10月以来、シーア派組織「ヒズボラ」とイスラエル軍が交戦を続けているため、レバノン南部では少なくとも9万人が、自宅から避難を余儀なくされているという。

 

また「ヒズボラ」からの攻撃により、イスラエル北部に住む9万人以上のイスラエル人も自宅から避難していると言われている。

 

イスラエル軍は、ヨルダン川西岸地区でも襲撃を続けており、先日には北部の町、カルキリヤでパレスチナ人が乗った車両を銃撃し、少なくとも3人が死亡したという。

 

確認された2本の別々の動画には、イスラエル軍がパレスチナ人の死体を運び出し、車両を押収する様子が映っていたそうだ。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel war on Gaza live: 25 killed, 50 wounded in attack on Mawasi(6/21)

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