豪のマクドナルド、鳥インフルの影響で、朝食メニューの時間を90分短縮
オーストラリアのマクドナルドが、朝食のメニューの時間帯を短くしているらしい。
午前10時30分までの提供
オーストラリアのマクドナルドでは通常、朝食メニューは正午まで提供されているが、現在は90分短くなり、午前10時30分までの提供になるという。
この原因は、鳥インフルエンザによる卵不足。これによりマクドナルドは、卵の供給を慎重に管理しており、朝食メニューの「エッグマフィン」などの販売時間を短縮したそうだ。
オーストラリア・マクドナルドはBBCに送った声明で「業界が団結してこの課題に対処するため、私たちはオーストラリアの農家、生産者、サプライヤーのネットワークと引き続き緊密に連携していきます」と述べている。
約150万羽の鶏が殺処分
過去2カ月間で、オーストラリア南東部にある11カ所の養鶏所などで、鳥インフルエンザのいくつかの株が検出されたという。
今までところ、鳥インフルエンザのH5N1の変異株は検出されていないが、これによりオーストラリアでは約150万羽の鶏が殺処分されたそうだ。
もっとも鳥インフルエンザの影響を受けているのは、オーストラリアの卵の10%未満に過ぎない。しかし、すでに一部の企業は、人々が購入できる卵の数に制限を設けているという。
そしてオーストラリア政府も、卵の棚が空になることが予想されているとし、消費者に対し「必要以上の卵の購入を控えるよう」呼びかけている。
鳥インフルエンザH5N1は、世界中の鳥類や哺乳類に広がり、数十億の動物と少数の人間に感染しているそうだ。(了)
出典元:BBC:Bird flu hits McDonald’s Australia breakfast hours(7/4)