イスラエル軍がガザ地区南部のラファへも侵攻、戦車などで砲撃
イスラエル軍は7月25日も、ガザ地区各地で攻撃を行い、多くのパレスチナ人が殺害された。
ハンユニスからラファへも進軍
イスラエル軍は25日、ガザ地区南部のハンユニス東部へも深く進攻し、特にBani Suailaやaz-Zanna、al-Kararaの町では、激しい戦闘が続いているという。
さらにイスラエル軍の戦車は、南部のラファ市へも進軍し、市内の北部や西部、中心部で戦闘を行い、激しい砲撃を加えているそうだ。
これらの一連の攻撃により、14人のパレスチナ人が殺害され、その大半が女性や子供だったと言われている。
動くものなら何でも狙撃
目撃者によれば、ハンユニスではイスラエル軍のスナイパーが配置され、動くものなら何でも狙撃しているという。
実際、ハンユニスにある「ナセル病院」には、負傷者が続々と搬送されており、多くの患者が重体だと言われている。
またハンユニスで患者を運んでいたパレスチナ赤新月社の救急車も、イスラエル軍の標的にされ、窓に実弾が撃ち込まれたそうだ。
⭕️The Israeli occupation forces directly targeted a Palestine Red Crescent ambulance with live bullets today in the city of #KhanYunis while the crew was evacuating an injured person.#NotATarget #IHL #Gaza pic.twitter.com/6AflIicCto
— PRCS (@PalestineRCS) July 25, 2024
ガザ地区中部や北部でも戦闘や空爆
またイスラエル軍はガザ地区中部へも空爆を行い、ブレイジ難民キャンプでは、「ハマス」とイスラエル軍との間で、激しい戦闘が続いているという。
同じく中部のDeir el-Balahでは、イスラエル軍の戦車がまだ進軍していないものの、すでにガザ地区の他の場所から避難してきた多くのパレスチナ人たちで、ごった返しているそうだ。
またイスラエル軍はガザ地区北部の町、Sheikh Radwan郊外にある住宅も空爆。これにより4人が死亡した。
ガザ地区の保健当局によれば、25日には過去24時間で30人のパレスチナ人が殺害され、、負傷者は146人になったという。(了)
出典元:Al Jazeera:Israel war on Gaza live: ‘Snipers shooting anyone who moves’ in Khan Younis(7/25)