Switch news

知っておきたい世界のニュース

イスラエル軍がガザ市にある病院を空爆、各地で61人のパレスチナ人が死亡

イスラエル軍がガザ市にある病院を空爆、各地で61人のパレスチナ人が死亡
X_Al Jazeera English

イスラエル軍は8月31日の夜、ガザ地区北部にある病院付近を空爆し、犠牲者が出ている。

 

3人が死亡、子供を含む数十人が負傷

 

イスラエル軍は31日の夜、ガザ市にある、「アル・アハリ・アラブ病院」の敷地内を空爆。これにより現時点で少なくとも3人が死亡、幼児や子供を含む数十人が負傷した。

 

この攻撃により、多くのパレスチナ人がパニックを引き起こし、また負傷した人を急いで病院へ搬送するために混乱が生じたという。

 

イスラエル軍が、医療施設を意図的かつ直接攻撃するのは、これが初めてではない。昨年10月にもガザ市にある病院に空爆が行われ、数百人が死亡している。

 

パレスチナの保健当局は、この病院に対する攻撃を非難。声明を発表し、次のように述べた。

 

「今夜(31日の夜)、イスラエル軍が病院の敷地を標的にし、患者の親族や病院を訪れた人々に多くの死者や負傷者を出した。ガザ地区の医療機関や職員に対する(イスラエル軍による)残虐行為や犯罪から、病院や医療スタッフを守るよう、すべての国際機関や国連の組織に呼びかける」

 

ハンユニスでは27人の遺体を回収

 

また31日には、ガザ地区南部のハンユニスにあるナセル病院に、イスラエル軍の攻撃で死亡した27人のパレスチナ人の遺体が搬送されたという。

 

さらに南部の都市、ラファでもイスラエル軍の空爆が行われ、2人のパレスチナ人が殺害された。

 

現在進行中のイスラエル軍による空爆は、ガザ市の他の多くの地域も標的にしている。

 

パレスチナの保健当局は31日、イスラエル軍の攻撃により、少なくとも61人のパレスチナ人が死亡し、ガザ市の病院への攻撃も含め、さらに犠牲者が増える可能性があると述べた。

 

救急車にも銃撃、負傷者の搬送も阻止

 

イスラエル軍は、ヨルダン川西岸地区でも大規模な襲撃を繰り返しており、特にジェニンの町では、緊張が高まっているという。

 

イスラエル軍はジェニン市を包囲しており、パレスチナの住民は食料や水、電気もない状態に置かれているそうだ。

 

また31日には難民キャンプで、イスラエル軍の襲撃により2人のパレスチナ人が殺害された。これにより過去4日間で、ヨルダン川西岸地区での、死者数は22人になったそうだ。

 

しかもパレスチナ赤新月社(PRCS)によれば、イスラエル軍は、事前に調整されていたにも関わらず、PRCSの救急車に銃撃を加えたという

 

さらに殺害された遺体の引き渡しを、イスラエル軍は拒否し、PRCSが2人の負傷者を搬送することも度々阻止しているそうだ。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Dozens of Palestinians killed in heavy strikes(8/31)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top