ウクライナのドローンに次々と殺される北朝鮮兵、すでに3000人以上が死傷か?【動画】
ウクライナのゼレンスキー大統領は12月23日、ロシアのクルスク州において、ウクライナ軍の攻撃により、すでに数多くの北朝鮮兵が死傷したとの見方を示した。
北朝鮮兵が殺される動画も投稿
ゼレンスキー大統領は23日、ロシア西部のクルスク州でのウクライナ軍の戦況について、オレクサンドル・シルスキー最高司令長官から、説明を受けたという。
その後、ゼレンスキー大統領は「テレグラム」に投稿し、「予備データによると、クルスク地方で死傷した北朝鮮兵士の数は、すでに3000人を超えている」と述べた。
また「今後、北朝鮮からロシア軍に、追加の兵士と軍事装備を送るリスクがある」とし、「そのような動きには、具体的な対応をとる」と宣言したそうだ。
ウクライナの「特殊作戦軍」も、最近の戦闘で北朝鮮兵77人が死亡、40人が負傷したと主張。SNSにも、ウクライナのドローンが、逃げ回る北朝鮮兵を追跡し、殺害する生々しい動画を公開している。
One Ukrainian SOF FPV crew from 8th Regiment has destroyed 77 North Koreans over a period of three days in Kursk region. pic.twitter.com/sfWEZBWXr3
— SPECIAL OPERATIONS FORCES OF UKRAINE (@SOF_UKR) December 23, 2024
身分証明書が偽造された可能性
またウクライナの「特殊作戦軍」は12月22日、クルスク州で死亡したとされる北朝鮮軍兵士の写真を投稿。さらに偽造されたと思われる、身分証明書の写真も公開した。
もっともこの身分証が本物であるかどうかは、正式には確認されていない。
しかし「特殊作戦軍」によれば、「ロシアは北朝鮮の軍人らに偽造文書を発行することで、その存在を隠そうとしている」とし、「すべての身分証には印や写真もなく、姓もロシア式で書かれ、出身地はトゥヴァ共和国と記されている」という。
トゥヴァ共和国は、ロシアの元国防大臣で、現在は安全保障会議の事務局長を務めるセルゲイ・ショイグ氏の出身地となる。
また身分証の署名は韓国語で書かれており、恐らくそこには本当の出身地が書かれていると考えられている。(了)
出典元:ABC News:Ukraine’s Zelenskyy says 3,000 North Koreans killed or wounded in Russia fighting(12/24)