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先日、イギリスのロンドンで反イスラエルの抗議デモが行われたが、その際数多くのデモ参加者が警察によって拘束された。

77人のデモ参加者を逮捕

その抗議デモは1月18日に行われ、デモ参加者は中央省庁や政府機関が立ち並ぶ通り、ホワイトホールからトラファルガー広場へ向かっていたという。

数千人のデモ参加者たちは、イスラエルのガザ地区への攻撃に抗議するため、「イスラエルへの武器供与を止めろ！」や「パレスチナを解放せよ！」と書かれたプラカードを掲げたそうだ。

しかしこの時、警察はデモを封じ込めるため、トラファルガー広場への出入り口を封鎖。一部のデモ参加者が、それを突破したため、警察は逮捕に踏み切ったという。

ロンドン警視庁はその後、合計で77人のデモ参加者を逮捕したと発表した。

Officers were holding the line at the top of Whitehall to stop any groups marching which would be a breach of the conditions.

Despite their efforts a large group has forced its way through and are in Trafalgar Square. More officers are being deployed. pic.twitter.com/LD1n3mmhDt

— Metropolitan Police (@metpoliceuk) January 18, 2025

「民主主義、集会の自由に対する攻撃」

警察によれば、数多くのデモ参加者を逮捕したのは、抗議活動条件違反の疑いがあったからだという。

しかしイギリス・イスラム協会は、デモを阻止したロンドン警視庁の決定を批判。「民主主義、集会の自由、表現の自由に対するとんでもない攻撃だ」と非難した。

ロンドン警視庁によると、これに先立ち、7人のデモ参加者も逮捕していたという。7人のうち4人は治安違反の疑いで、他の2人はデモの条件違反の疑いで逮捕されたそうだ。

デモの条件の1つでは、参加者が、ポートランド・プレイス周辺の特定のエリアに入ることを禁じているという。

また7人目は、禁止団体への支持を示唆するプラカードを掲げた疑いで逮捕されたそうだ。

平和団体「ストップ・ザ・ウォー」は「これはパレスチナ運動に対するとんでもない攻撃だ。市民の自由に対する容認できない攻撃だ」とし、拘束されたメンバーの釈放を求めた。（了）

出典元：The Guardian：More than 70 arrested at London protest against Israel’s war in Gaza(1/18)