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まるで映画さながら!イスラエルの刑務所で受刑者がスプーンで穴を掘り脱獄

まるで映画さながら!イスラエルの刑務所で受刑者がスプーンで穴を掘り脱獄
Twitter/Josh Breiner

イスラエルの刑務所で、複数のパレスチナ人の受刑者が脱走し、その大胆な手口に注目が集まっている。

 

刑務所の外の道路に開いた穴

 

その脱獄が発覚したのは9月6日、場所はイスラエル北東部にあるギルボア刑務所だとされている。

 

この刑務所はイスラエルの中でも厳重に警備されており、「金庫」とも呼ばれていたという。

 

しかしその日、近くの農地に不審な人影があるという地元農家からの通報を受け、刑務所内に警報が発令された。

 

またその後、刑務所の壁の外側にある道路に大きな穴を発見。さらに刑務所内を調べたところ、6人の受刑者がいなくなっていることが明らかとなった。

 

スプーンを使って床を掘り進める

 

逃げた受刑者の中には、ヨルダン川西岸のジェニン市にあるパレスチナ過激派組織「アル・アクサ殉教者旅団」の元司令官・Zakaria Zubeidi氏のほか、武装組織「イスラムジハード(聖戦)」のメンバー5人が含まれているそうだ。

 

彼らは刑務所の部屋にあるトイレの床を、錆びたスプーンを使い、数カ月にわたって掘り進めていったと考えられている。

 

その穴は、刑務所の地下にある空洞に通じており、これは施設の建設の際、杭を地面に沈めた時にできたものだと言われ、イスラエル警察はこれを「構造上の欠陥」と呼んでいる。

 

受刑者たちはそこから、この空間を通ってトンネルを掘り、刑務所の外壁に到達した後、道路の真ん中に出たと考えられているという。

 

外部の人間と連絡を取り合っていた可能性

 

 

刑務所側は、受刑者がひそかに手に入れた携帯電話を使って外部の人間と連絡を取り合っていたと考えており、脱獄した後も外部の人間が車で受刑者を迎えに来たとみている。

 

イスラエルのメディアによると、「イスラムジハード」のメンバーのうち4人は、イスラエル人の殺害を計画または実行した罪で有罪判決を受け、終身刑で服役しており、5人目は、いわゆる行政拘禁令により起訴無しで、2年間拘束されていたという。

 

またZubeidi氏は、2019年に多数の銃撃事件に関与した疑いでイスラエル軍に逮捕され、現在裁判を受けていたそうだ。

 

今回の脱獄についてイスラエルのナフタリ・ベネット首相は、オメル・バーレフ公安相と会談。逃亡者を見つけるために「治安部隊の全面的な努力を必要とする重大な事件である」と強調している。

 

一方、「イスラムジハード」は今回の脱獄を「英雄的」と表現し、ハマスのスポークスマンであるFawzi Barhoum氏も、「敵の刑務所の中にいる勇敢な兵士たちの意志と決意が、決して屈服しないことを証明する偉大な勝利」であると述べたという。(了)

 

 

出典元:BBC:Six Palestinian prisoners escape Israeli jail through tunnel(9/6)

出典元:The Guardian:Six Palestinian militants escape from high-security Israeli prison(9/6)

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