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アカデミー賞最有力候補の女優、過去の発言でノミネート取り消しか?

アカデミー賞最有力候補の女優、過去の発言でノミネート取り消しか?
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アカデミー賞・最優秀女優賞にノミネートされた女優が、過去の投稿を批判され、受賞が危ぶまれている。

 

2022年の投稿に批判が集まる

 

その女優とは、映画『エミリア・ペレス』で主役を演じた、カルラ・ソフィア・ガスコンさんだ。

 

『エミリア・ペレス』は今回のアカデミー賞において、最多の12部門13ノミネートされ、ガスコンさんも最優秀主演女優賞にノミネートされた初のトランスジェンダーとして、歴史に名を残したという。

 

しかし彼女は2022年、SNSの「X」において、イスラム教徒やジョージ・フロイド、オスカーの多様性、さらには共演者のセレーナ・ゴメスを非難。

 

その過去の発言が最近取り上げられ、多くの人々から批判されて、ノミネートを取り消すよう、アカデミーに圧力がかけられているそうだ。

 

「ノミネートは、取り消されるべき」

 

『エミリア・ペレス』は、メキシコの麻薬王が女性に性転換して新たなスタートを切るという内容で、世界各地の映画祭でも権威ある賞を受賞している。

 

しかしその後、ガスコンさんの人種差別的、反ユダヤ主義的、外国人に排他的な内容の過去の投稿が浮上。現在、それらの投稿は削除されているが、人々から非難の声が寄せられたという。

 

実際、SNSには「カーラ・ソフィア・ガスコンのオスカーのノミネートは、取り消されるべきだと思う」や「文字通りヒトラーを称賛するツイートをした人に、そんな舞台を与えるべきではない」「アカデミーはなぜ、カーラ・ソフィア・ガスコンのさまざまなトピックに関する過去の発言を調査しないのか?」といった意見が投稿されているそうだ。

 

ただRedditユーザーのダーク・ディグラーさんは、「正直に言って、彼女(ガスコン)のコメントの一部には愕然とするが、彼女のノミネートは維持されるべきだ。ウィル・スミスのオスカーが取り消されなかったのと同じ理由で、彼らの言葉と行動は、アカデミーが称賛していた彼らのパフォーマンスとは何の関係もない」とも述べている。

 

ガスコンさんは、CNNのインタビューにおいて、投稿で不快にさせてしまった人々に謝罪。しかし同時に「私は犯罪を犯しておらず、誰にも害を与えていないので、オスカーのノミネートを辞退することはできません」と主張したという。(了)

 

出典元:METRO:Calls for Oscars to revoke Karla Sofia Gascon nomination as backlash mounts(2/4)

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