停戦中にも関わらず、イスラエル軍がガザ市で3人のパレスチナ人を射殺

X_Al Jazeera English
北部や南部でイスラエル軍が発砲
イスラエル軍は停戦協定の第一段階の要件を満たすため、ガザ地区を南北に分断していた「ネツァリム回廊」から撤退したという。 しかしその一方で、停戦中にも関わらず、イスラエル軍は北部のガザ市にある町、ザイトゥーン地区で銃撃を行い、3人のパレスチナ人が射殺されたそうだ。 ガザ地区の民間防衛隊は、市民に対し、東部地域やイスラエル国境の軍事施設に近づかないように、管轄当局が発した指示に従うよう呼びかけた。 またガザ地区南部のラファでも、停戦中にも関わらず、イスラエル兵がパレスチナ人に発砲をし続けている。 パレスチナ赤新月社(PRCS)によれば、2月9日には、ラファ市でイスラエルの狙撃兵により、1人のパレスチナ人が重傷を負ったという。さらにイスラエル軍はヨルダン川西岸地区でも攻撃を拡大し、9日にはヌールシャムス難民キャンプを襲撃して、2人の女性を殺害。1人は妊娠8カ月だった。🚑Palestine Red Crescent teams transported a critically injured person to the European Gaza Hospital after being shot by an occupation sniper at Al-Najma Roundabout in central #Rafah. 📷Footage by volunteer: Raed Al-Sharif.#Gaza pic.twitter.com/PNO1jykd1E
— PRCS (@PalestineRCS) February 9, 2025
人道支援の輸送をイスラエルが妨害
ガザ地区では支援物資の搬入が急増し、ほぼ飢餓は回避されているが、状況は酷く、停戦が破綻すれば、すぐに飢餓のような状況が再び訪れるとの見方が出ている。 また「ハマス」側は、停戦協定に基づくガザ地区への人道支援の輸送を、イスラエルが妨害していると非難。「ハマス」の広報担当は、次のように述べた。 「停戦から22日が経過したが、イスラエルの占領は依然として人道対策の実施、特にテントや燃料、重機の搬入を妨げている」 その上で広報担当者は、停戦を仲介した国々に対し、イスラエルに圧力をかけ、パレスチナ人の命を救うための緊急医療物資や救援物資の搬入を含む、停戦協定の厳格な実施を義務付けるよう求めた。The Israeli military has left behind massive destruction after withdrawing from the Netzarim Corridor in Gaza as part of its obligations under the ceasefire deal. Palestinians are now able to cross the former military zone that had split Gaza in half. pic.twitter.com/Dg9UBdiVfq
— Al Jazeera English (@AJEnglish) February 9, 2025


























