米保健福祉長官のRFK.Jr、病原菌で汚染された川で孫と遊ぶ

アメリカの保健福祉長官を務めるロバート·F·ケネディ·ジュニア氏が、先日、ワシントンD.C.にあるロック·クリーク(Rock Creek)という小川に入って遊んだ。自然公園内にあるこの小川は、入ることを禁止されている。大腸菌などの濃度があまりに高いためだ。
母の日にハイキング
ケネディ氏は今月12日、Xへの投稿で、「母の日にダンバートン·オークス公園でハイキング」をし、「孫たちと一緒にロック·クリークで泳いだ」ことを報告した。投稿には、上半身裸のケネディ氏が、汚染された小川の水に身を沈める写真が添えられている。
Mother’s Day hike in Dumbarton Oaks Park with Amaryllis, Bobby, Kick, and Jackson, and a swim with my grandchildren, Bobcat and Cassius in Rock Creek. pic.twitter.com/TXowaSMTFY
— Robert F. Kennedy Jr (@RobertKennedyJr) May 11, 2025
海外メディアによると、このロック·クリークは水が透明できれいに見えるが、糞便性大腸菌やジアルジア(寄生虫の一種)、その他の有害な細菌類に汚染されているそう。また、「細菌や他の病原体の濃度が高い」という理由で、米国立公園局(National Park Service)は、川の中を歩いたり泳いだりすることを禁止している。
川が汚染されるのは、周辺の老朽化した下水管から漏れ出した排水が流れ込むことが原因。今月初旬には200フィート(約61m)もの長いひび割れが発見され、水道局は主要な下水道の緊急修理を開始した。
禁止されていると知らなかった?
ケネディ氏は川に入ることが禁止されていると知らなかったのだろうか? この件を報じた米メディア「VANITYFAIR」や「New York Post」は、それについて健康保健局に問い合わせているが、今のところ返事はないとのこと。
ただ、ケネディ氏のやや無鉄砲な人柄を考えると、知っていたとしても不思議はないらしい。
彼は現在、販売が禁止されている無殺菌生乳が健康にいいと信じ、細菌が病気の原因となることには疑問を呈している。
また過去には、南アジアに旅行した際に感染したと思われる寄生虫に脳の一部を犯され、認知障害を発症したこともあったそうだ。(了)
出典元:Vanityfair:RFK Jr. Took His Grandkids for a Dip in a Sewage-Contaminated Creek For Mother’s Day(5/12)
出典元:New York Post:RFK Jr. takes a dip in DC creek known for high levels of fecal bacteria and ‘infectious pathogens’ (5/12)