Oasis再結成で“25万杯”のビール記録!舞台裏では販売員と清掃員の陣取り合戦も

2025年夏、16年ぶりに開催されたOasisの再結成ツアー「Live ’25」。中盤のハイライト会場となるロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催され、ファンたちはビール消費でスタジアム史上最多記録を更新した。
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1人あたりビール3杯以上
ウェンブリー・スタジアムでは、7月25日から8月3日までの5公演が開催された。
1公演あたりの平均動員数はなんと8万人! そして1夜あたりのビール販売数は平均25万杯(1杯=約568 mL)となった。1人あたり約3杯(約1.7リットル)以上を消費した計算になる。
実際には飲酒しない観客もいたため、飲んだ人の平均消費量はさらに多かったと見られている。
これがどれほどの記録なのかというと、2024年に開催されたColdplayの公演での1夜あたりのビール販売数の平均は12万杯と半分以下、テイラー・スウィフトに至っては4万杯となっている。
舞台裏では『陣取り合戦』も勃発
ケータリング会社「Delaware North」によると、毎回搬入されるビール樽は約4500樽となり、保管スペースに悩まされることに。
その結果、清掃や保守チームとの「収納場所争奪戦」が発生したという。最終的に、階段下や戸棚までビール樽の保管に使用されたそうだ。
経済効果も
会場で販売されたビールは1杯あたり8.2ポンド(約1600円)。25万杯が売れたとなると、ビール売り上げは205万ポンド(約4億円)となる。
この経済効果が及んだのは会場内だけではない。地下鉄周辺のパブも「満員御礼」状態となり、売り上げが急増したという。
ちなみに、カーディフ(ウェールズ)での公演では、地元の小さなブルワリーの売り上げが4倍になったと伝えられている。マンチェスター公演では、売り上げから約25万ポンド(約4900万円)が地元の音楽施設支援に充てられる予定だ。
Oasisの再結成とファンが、予想を超える経済効果を生んでいる。(了)
参考:NME「Beer Here Now: Oasis fans set new Wembley Stadium record by drinking 250,000 pints」(8/1)