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米政府がウクライナへ最大規模の武器支援、ブラッドレー50台、装甲車両も

米政府がウクライナへ最大規模の武器支援、ブラッドレー50台、装甲車両も
flickr_7th Army Training Command

アメリカ政府は、ウクライナへの約30億ドル分に及ぶ武器支援の中身を発表した。

 

対戦車ミサイルや兵員輸送車も

 

ホワイトハウスは1月6日、今回ウクライナ向けの支援の総額が28.5億ドル(約3760億円)に及び、その中には50台の歩兵戦闘車「M2ブラッドレー」も含まれると明らかにした。

 

また「ブラッドレー」と共に、戦闘車両用の500発の対戦車ミサイルと25万発の弾薬も供与すると述べている。

 

さらにM113装甲兵員輸送車を100台、耐地雷・伏撃防護車「MRAP」を55台、高機動多用途車両「HUMVEES」を138台、高機動ロケット砲システム「HIMARS」、防空システムのミサイルや弾薬などを提供する予定だという。

 

「ブラッドレー」は対戦車ミサイルも装備しており、「戦車キラー」とも呼ばれ、ウクライナに提供された戦闘車両としては最も強力なものと考えられている。

 

また今回の28.5億ドル相当の武器支援パッケージも、過去最大と言われている。

 

flickr_mark6mauno

「マルダー」を40台供与予定

 

ドイツ政府も1月6日、ウクライナへの武器支援の中身を明らかにした。ドイツ政府の報道官であるSteffen Hebestreit氏によれば、第1四半期の末までに、「マルダー」歩兵戦闘車を40台、ウクライナへ送る予定だという。

 

またドイツ軍の在庫から、対空ミサイルシステム「パトリオット」も、第1四半期にウクライナへ搬入される予定だと、ベルリンで記者団に語った。

 

Wikipedia/P.Eckardt

ロシアが50万人の兵を動員か?

 

一方、ウクライナ軍の情報機関は、ロシア政府が1月にも50万人に及ぶ兵の動員を命じる予定だと主張している。

 

ウクライナ軍の情報副局長であるVadym Skibitsky氏によれば、新たに動員されたロシア兵は、今年の春から夏にかけて、ウクライナ南部や東部での一連の攻勢の一部になると信じているという。

 

また日本の岸田首相は、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、さまざまな状況に応じて、首都キーウ訪問の招待を検討すると述べたそうだ。またG7の議長国として日本は、ロシアとの闘いで、ウクライナを全面的に支持すると再確認したという。(了)

 

出典元」The Guardian:US $3bn aid package to Ukraine to include dozens of Bradley fighting vehicles – as it happened(1/6)

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