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ガザ市でイスラエル軍が1500戸を破壊、61人のパレスチナ人を殺害

ガザ市でイスラエル軍が1500戸を破壊、61人のパレスチナ人を殺害
X_TIMES OF GAZA

イスラエル軍はガザ地区北部のガザ市制圧のために連日、激しい攻撃を繰り返している。

 

61人のパレスチナ人が死亡

 

イスラエル軍の攻撃は、住民を一掃しようと、ガザ市の近隣地区全体を破壊しつつあり、民間防衛隊によれば、少なくとも1500戸の家屋が破壊されたという。

 

8月28日には、ガザ地区北部のジャバリアにある学校へイスラエル軍が攻撃を加え、女性と子供を含む、少なくとも5人が死亡したそうだ。

 

またガザ市西部にある建物もイスラエル軍により攻撃され、2人が死亡、数人が負傷したと報告されている。

 

さらにガザ地区南部のナセル病院は、イスラエル軍がハンユニス西部の避難民用テントを爆撃し、女性と子供の2人が死亡、数人が負傷したと報告した。

 

ガザ地区の病院関係者によると、8月28日の夜明け以降、イスラエル軍によってパレスチナ人61人が殺害され、そのうち19人が支援物資を求め、配給所付近で殺されたという。

 

国連事務総長「人間性を無視した結果」

 

国連のグテーレス事務総長は28日、ガザ地区では飢饉が「もはや差し迫った可能性ではなく」、むしろ「現時点の大惨事」となっているとし、人道的義務を果たせていないとして、次のようにイスラエルを非難した。

 

「人々は飢餓で亡くなっています。家族は避難と絶望によって引き裂かれています。妊婦は想像を絶する危険に直面しています。そして食料、水、医療といった生命を支えるシステムは、組織的に破壊されてきました。これが現地の現実です。そして、これは基本的な人間性を無視した意図的な決定の結果なのです」

 

その上でグテーレス事務総長は、イスラエルがガザ地区への支援物資の供給を目指す国連や、その他の機関と直ちに協力しなければならないとし、「私たちの努力は日々、阻止され、遅延され、拒否されてきました。これは受け入れられない」と訴えた。

 

 

下は、トラックの下から汚水を集めるガザ地区の子供たちの様子。

 

米政府の会合にイスラエル側も出席

 

8月27日には、アメリカのホワイトハウスで、ガザ地区に関する会合が行われたと報じられたが、その会合にはイスラエルのネタニヤフ首相の顧問であるロン・ダーマー氏も出席していたことが明らかにされた。

 

この会合には、トランプ大統領をはじめ、J・D・バンス副大統領、マルコ・ルビオ国務長官、スティーブ・ウィトコフ特使、トランプ大統領の義理の息子ジャレッド・クシュナー氏、イギリスのトニー・ブレア元首相も参加し、ガザ地区の戦後の統治と復興に関して議論を行ったという。

 

この会合の中で、ダーマー氏は、ガザ地区での紛争終結に向けたイスラエルの主な要求は、ガザ地区の統治を「ハマス」以外の機関に移譲することだと述べたそうだ。

 

またダーマー氏は「イスラエルはガザ地区を永久に占領したり、パレスチナ人を追放したりするつもりはない」と主張。「我々の要求が満たされる限り、他のことに関しては柔軟に対応する」とも述べたという。

 

ガザ地区全体の併合を主張

 

その一方で、イスラエルの極右政治家、ベザレル・スモトリッチ財務相は、エルサレムで行われた記者会見で、イスラエルが「ハマス」に最後通牒を突きつけるべきだと主張。

 

「降伏し、武装解除し、残りの捕虜を解放するか、さもなければイスラエルは4週間、毎週ガザ地区の一部を支配下に置く」と述べた。

 

さらに、パレスチナ人は南方へ強制的に避難させられる一方、イスラエルはガザ北部と中部を封鎖し、残存するハマス戦闘員を標的にし、最終的にガザ地区全体を併合することになるだろうと付け加えたという。

 

その上でスモトリッチ財務相は、「これは3~4カ月で達成できる」と述べ、ネタニヤフ首相に対し「この計画を直ちに全面的に採用する」よう強く求めた。

 

しかしこの案は、国連が非難しているガザ市制圧計画をはるかに超える内容とされている。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israel kills at least 61 in Gaza, UN chief slams ‘deliberate’ famine(8/28)

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