マイクがプーチン氏と習氏の会話を拾う、臓器移植や不死について語っていた

9月3日、ロシアのプーチン大統領は中国の北京を訪れ、第二次世界大戦終結80周年記念式典に出席した。
人間の臓器移植で不死も可能?
プーチン大統領と中国の習近平国家主席が天安門広場の高台に向かって歩いている間、中国の国営メディアは、2人の私的な会話の一部を生中継で放送したという。。
その会話の中で、プーチン大統領の通訳が中国語で「バイオテクノロジーは絶えず発展している」と話し、短い聞き取れない会話の後、習近平氏の通訳は「人間の臓器は継続的に移植することができます。長生きすれば若返り、不死さえも達成できるのです」と述べたそうだ。
さらに習近平氏の通訳は、プーチン大統領に対して「今世紀には人類は150歳まで生きるかもしれないと予測する人もいる」と語ったという。
その後、プーチン大統領は記者団に対して、習近平氏と人間の平均寿命を大幅に延ばす可能性について話し合ったことを認めた。
老化対策に特化した施設も設立
プーチン大統領は2024年、老化対策に特化した「新健康維持技術」と呼ばれる研究センターを設立するよう議員らに指示したという。
このプロジェクトは、「細胞の老化を防ぐ技術、神経技術、そして長寿を確保するためのその他の革新技術」の開発に焦点を当てているそうだ。
ロシアの独立系メディア「メドゥーザ」が以前報じたところによると、プーチン大統領の長年の側近であるミハイル・コワルチュク氏が、不死の研究を主導しているという。
コワルチュク氏をはじめとするロシア政府に近い有力者たちは、このテーマに「夢中」になっており、「メドゥーザ」は、コワルチュク氏が、実験室で培養した細胞を使って臓器を作製する臓器プリント技術に投資していると報じていた。
またプーチン大統領の長女で、内分泌学者のマリア・ヴォロンツォワ氏は、細胞の再生や人間の健康と寿命を延ばす方法を研究するため、ロシア政府から数百万ドル規模の助成金を受けており、コワルチュク氏が関わる遺伝子研究プログラムにも関与しているという。
両首脳は権力を放棄する意向をほとんど示しておらず、2018年、習近平氏は国家主席の任期制限を撤廃し、無期限の統治への道を開いた。プーチン大統領もまた、大統領職にとどまるためにロシアの法律を改正している。(了)
出典元:The Guardian:Hot mic catches Putin and Xi discussing organ transplants and immortality(9/3)