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イスラエルとパレスチナの女性ら8000人が、和平合意を求めて共に行進する

イスラエルとパレスチナの女性ら8000人が、和平合意を求めて共に行進する
Twitter/Antiwar.com

2014年から中断している和平交渉を成立させるため、イスラエルとパレスチナの女性らが集まり、共に行進したとして注目されている。

 

和平合意を求め2週間も行進

 

その行進が行われたのは、パレスチナのヨルダン川西岸地区の広範囲にわたるエリアだという。

 

パレスチナとイスラエルの女性らは、自分たちのリーダーに対し、懸案となっていた和平合意を成し遂げるよう行動することを要求。

 

ヘブライ語とアラビア語で書かれた、「平和はあなたたち次第」という手作りのプラカードを掲げて、2週間にも渡って行進をつづけたそうだ。

右派や左派の女性ら8000人が参加

 

そして10月8日の日曜日には、8000人もの女性らが参加。ドラムを打ち鳴らし、タンバリンを手にしながら、死海の北部にある施設を目指して歩き続けたという。

 

その施設は「和解のテント」と呼ばれており、そこへたどり着いた女性らは集まってミーティングを実施。2週間に及ぶ行進の最後を迎え、盛り上がりは頂点に達したとか。

 

この行進を主催した平和活動団体「Women Wage Peace」のMarilyn Smadja氏は、取材に対して次のように語っている。

 

「この2週間に及ぶ行進は、それぞれの指導者に対して、パレスチナとイスラエルの紛争に対し交渉による解決を行うよう求めるメッセージなのです。また確実に女性にも等しく発言権を持たせることを求めるものでもあるのです。私たちは右派や左派、ユダヤ人やアラブ人、そしてこの街に住み、または周辺に住んでいる女性から成り立っています。私たちは次の戦争を食い止めるために決心して行ったのです」

 

今回、双方の女性らが集まった「和解のテント」は別名「ハガルとサラ」と呼ばれており、これはユダヤ人であるイサクの母「サラ」と、アラブ人の祖とされるイシュマエルの母「バガル」から名付けられたという。(了)

 

 

出典元:ABC News:Thousands of women march for Israeli-Palestinian peace(10/8)

出典元:Independent:Thousands of Palestinian and Israeli women join to march through desert together for peace(10/8)

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