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イスラエル人の人質とパレスチナ人を解放、各国がガザ地区での停戦文書に署名

イスラエル人の人質とパレスチナ人を解放、各国がガザ地区での停戦文書に署名
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10月13日、ガザ地区で捕らえられていたイスラエル人の人質と、イスラエルの刑務所に収監されていたパレスチナ人が解放された。

 

亡くなった人質4人の遺体を引き渡す

 

イスラエル政府は13日、ガザ停戦合意の一環として、1900人以上のパレスチナ人を、刑務所から解放したと発表した。

 

ヨルダン川西岸地区の都市、ラマラでは、刑務所から解放されたパレスチナ人を、群衆が歓声を上げながら出迎えたという。

 

 

また「ハマス」側も、ガザ地区で人質にされていた人質、20人の生存者を解放。彼らはイスラエル側に引き渡され、家族と喜びの再会を果たしたそうだ。

 

さらに「ハマス」側は、亡くなった人質4人の遺体を引き渡し、棺に入った遺体が赤十字の職員によって、イスラエル側に運ばれたという。

 

 

しかし「ハマス」側は「解放されたパレスチナ人たちは、2年間にわたり受けてきた最も恐ろしい精神的・肉体的拷問の実態を明らかにした」と主張し、人権団体や人道支援団体に、イスラエルによる「囚人に対する組織的犯罪」に対し行動を起こすよう求めた。

 

「平和サミット」で停戦文書に署名

 

アメリカのトランプ大統領は、イスラエルの議会に立ち寄った後、エジプトのリゾート地、シャルム・エル・シェイクに到着。ガザ地区に関する「平和サミット」に出席した。

 

「平和サミット」には、エジプトやカタール、トルコ、イギリス、パレスチナ自治政府などの各国首脳が集まったが、イスラエルのネタニヤフ首相や「ハマス」は出席しなかったという。

 

トランプ大統領やエジプト、カタール、トルコの首脳は、ガザ地区の停戦合意に関する文書に署名。トランプ大統領は、「この合意は維持されるだろう」と述べたそうだ。

 

 

またトランプ氏は「平和サミット」での演説で、繰り返し「戦争は終わった」と発言。停戦の第二段階に関する交渉が進行中であると明らかにした。

 

さらにトランプ大統領は、ガザ地区の大規模な復興計画についても言及。「復興には、ガザ地区の非武装化と、住民のために安全な環境を整備できる新たな誠実な警察組織が必要だ」と述べたという。

 

ただし「ハマス」内部では、武装解除について意見が割れており、停戦の第二段階に関する交渉は難航が予想されている。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: After Israel-Hamas prisoner swap, world leaders sign Gaza deal(10/13)

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