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ロシア軍がウクライナ東部のポクロフスクへ進軍、霧が有利に働いた可能性

ロシア軍がウクライナ東部のポクロフスクへ進軍、霧が有利に働いた可能性
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ロシア軍はウクライナ東部の重要都市へ向けて進軍しており、気象条件がロシア側に有利に働いた可能性が指摘されている。

 

ロシア兵が道路を走行する様子

 

ロシア軍は1年以上かけて、ウクライナ東部ドネツク州の都市、ポクロフスクを制圧しようとしてきたが、最近部隊投入を強化しているという。

 

SNSにもポクロフスクへ向かう霞がかかった道路を、ロシア兵が民間車やバイクに乗り、走行する様子が映っていた。

 

 

ウクライナ軍のドローンパイロットは、徒歩やバイクで進軍を試みるロシア軍の小集団を定期的に探知し、排除してきたそうだ。

 

しかしここ数日間は、霧のために視界が悪く、空中偵察を行うことができなかったという。

 

ウクライナのゼレンスキー大統領も、「霧がロシア軍の攻撃に有利に働き、状況は依然として厳しい」と認めている。

 

陥落寸前との見方も

 

ロシア軍はポクロフスクのほとんどの地域に迫っているらしく、一部の観測筋は、ポクロフスク陥落は目前だと述べている。

 

また現在、市内の大部分はどちらの側も完全には支配していない、「グレーゾーン」であるとの見方も出ているという。

 

ロシア軍は、ポクロフスクを陥落させることで、隣接する都市、ミルノフラドを包囲しようとしており、ウクライナ軍はそれを防ぐため、押し戻そうとしているそうだ。

 

逆にロシア軍は、ポクロフスクにいるウクライナ軍を支援する兵站ルートを、遮断しようとしているという。(了)

 

出典元:BBC:Fog helps Russian forces push deeper into key Ukrainian city of Pokrovsk(11/11)

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