ガザ地区全域でイスラエル軍が攻撃、22人のパレスチナ人を殺害

ガザ地区では停戦中にもかかわらず、イスラエル軍の暴力が止まらず、数多くのパレスチナ人が毎日のように殺害されている。
子供を含む22人が死亡
イスラエル軍は11月22日、ガザ地区北部のガザ市中心部で、ドローン(自爆型とも言われている)を使いミサイルを発射し、車両を攻撃。これにより、5人のパレスチナ人が死亡した。
また子供を含む7人の重傷者が病院に運ばれたという。この場所は、多くの露店が立ち並ぶ賑やかなエリアで、攻撃当時は多くの人が通行していたそうだ。
An Israeli ‘kamikaze’ drone blew up a vehicle on a busy street in Gaza City on Saturday, the latest test of the fragile ceasefire.
It was just one of several Israeli attacks that killed at least 22 Palestinians across the enclave. pic.twitter.com/7IQj2FFcSb
— Al Jazeera English (@AJEnglish) November 22, 2025
ガザ地区中部のブレイジ難民キャンプでも、イスラエル軍の攻撃により、2人のパレスチナ人が負傷。同じく中部のDeir el-Balah東部でも、住宅が攻撃を受け、子供を含む4人が死亡した。
さらに南部のラファやハンユニスでも、イスラエル軍が空爆や、戦車による砲撃を繰り返している。
ガザ地区の医療関係者によれば、11月22日には全域で、イスラエル軍の攻撃により、4人の子供を含む22人のパレスチナ人が殺害され、83人が負傷したという。
撤退ラインを越えたため報復攻撃
イスラエル軍は22日、ガザ地区でパレスチナ人の戦闘員が撤退境界線「イエローライン」を越え、イスラエル軍に向けて発砲したと主張。これを「停戦の明白な違反」と非難した。
イスラエル軍によれば、この攻撃で負傷した兵士はおらず、兵士らは反撃し、戦闘員を殺害したという。
その後、イスラエル軍はガザ地区全域への報復攻撃を開始したと明らかにした。
しかし「ハマス」側は、イスラエルによる今回の攻撃は停戦合意の「組織的な」違反の一環であり、「捏造された口実」の下で、パレスチナ人を殺害していると非難。声明で次のように訴えた。
「我々は仲介国に対し、緊急に介入し、これらの違反行為を即時停止するよう圧力をかけるよう求める。我々はまた、アメリカ政府に対し、その約束を履行し、イスラエルに義務の履行を強いるとともに、ガザ地区における停戦を損なおうとするイスラエルの試みに立ち向かうことを要求する」
10月10日に停戦が発効されて以来、ガザ地区でのイスラエル軍の停戦違反は497件も記録されている。(了)
出典元:Aljazeera:LIVE: Israel launches wave of air strikes on Gaza killing 22 including kids(11/22)
出典元:Aljazeera:‘Violence never ended’: Israeli attacks kill 22 Palestinians in Gaza(11/22)


























