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抗議活動でベネチアの水路が緑に染まる、グレタさんが市内への立ち入り禁止

抗議活動でベネチアの水路が緑に染まる、グレタさんが市内への立ち入り禁止
X_@visegrad24

環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんが抗議活動に参加したとして、イタリアのベネチアへの立ち入りを一時的に禁止された。

 

無毒の染料を水路に流す

 

グレタさん(22歳)は週末、環境保護団体「エクスティンクション・リベリオン(絶滅への反抗)」に参加し、この団体のメンバーがベネチアの象徴的な水路に染料を撒いたという。

 

この染料は無毒で、環境研究でよく使われるものとされ、その後水路全体が鮮やかな緑色に染まったそうだ。

 

「エクスティンクション・リベリオン」は「気候崩壊の甚大な影響」を訴え、デモ参加者たちはベネチアの橋に「エコサイドを止めろ」と書かれた横断幕を掲げたり、観光客がいる中で行進したりした。

 

イタリアの州知事がデモを非難

 

「エクスティンクション・リベリオン」によると、ベネチアだけではなく、ミラノやパレルモ、ボローニャなど、イタリアの他のいくつかの都市でも水路や噴水に染料が投げ込まれたという。

 

しかしベネチアがあるベネト州のLuca Zaia州知事は、このデモについて、ベネチア市に「傷をつける」行為だと非難。次のようにSNSに投稿した。

 

「破壊行為は環境を守りません。こうした行為はベネチアを傷つけ、修復作業を必要とし、そして逆説的に汚染も生み出します」

 

その後、グレタさんは一時的に、ベネチアへの立ち入りを禁止されたという。

 

グレタさんの立ち入り禁止措置は48時間有効とされ、彼女には他の数十人の抗議者とともに、172ドル(約2万7000円)の罰金も科されたそうだ。(了)

 

出典元:ABC News:Climate activist Greta Thunberg banned from Venice after Grand Canal dyed green(11/26)

 

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