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Appleの創設者スティーブ・ジョブズが履き古したサンダル、3000万円で落札

Appleの創設者スティーブ・ジョブズが履き古したサンダル、3000万円で落札
Julien's Auctions

Apple社を創設した故スティーブ・ジョブズ氏のサンダルが、オークションにかけられ、予想をはるかに超える21万8750ドル、日本円にして約3000万円という高値で落札された。

 

ビルケンシュトックのサンダル

 

そのサンダルは、世界で5本の指に入ると言われているドイツのフットウェアブランド「Birkenstock(ビルケンシュトック)」のもの。当初の予想落札価格は6万ドル〜8万ドル(約830万円〜約1100万円)だったが、それを遥かに上回る21万8750ドルで落札された。

 

オークションハウスによれば、このサンダルはジョブズ氏が1970年代から80年代にかけて頻繁に履いたものだとのこと。当時、捨てられるはずだったが、カリフォルニア州オルバニーでジョブズ氏の財産を管理していたMark Sheffという人が、「ゴミの中から」拾い上げて保存しておいたのだそう。

 

Julien’s Auctions

 

確かにその革製サンダルは汚れが目立ち、あちこち擦り切れている。いつ捨てられてもおかしくない状態だ。

 

実はこのサンダル、今回のオークション以前に、ヨーロッパやアメリカの博物館などが主催するイベントに、何度も出品されている。その催しの一つで、ジョブズ氏と長く交際していた女性Chrisann Brennanさん(氏との間に子供が一人いる)はこう話した。

 

「彼には単純な面がありました。このサンダルはその一つと言えます。彼にとってはユニフォームと同じでした。ユニフォームのいい点は、朝、身支度をする時に、何を着ればいいか迷わずにすむことです」

 

ビジネスにラフな格好を持ち込んだ先駆者

 

デジタル世代のカリスマと言われた故ジョブズ氏は、ビジネスの場にシンプルでラフな服装を持ち込んだ先駆者と言ってもいい。その根底には、彼の合理性と自由を愛する精神があるようだ。Brennanさんはこう言っている。

 

「彼は、人より目立つために何かをしたり、何かを買ったりすることが決してありませんでした。ただ実用的で、よく考えられたデザインのものを、そして、身につけて快適なものを大事にしていたのです。それに、ビルケンシュトック(のサンダル)を履いているとき、ビジネスマンであることを忘れ、創造的に、自由に考えることができていました」(了)

 

出典元:MailOnline:Apple founder Steve Jobs’ ‘well used’ Birkenstock sandals sell for $218,750 at auction(11/15)

出典元:Julien’s Auctions:STEVE JOBS: PERSONALLY OWNED AND WORN BIRKENSTOCK SANDALS

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