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スーパー変異株が出現する可能性あり、ケンブリッジ大の教授が警鐘

スーパー変異株が出現する可能性あり、ケンブリッジ大の教授が警鐘
flickr_NIAID

イギリスの研究者が。今後より感染力の強い新型コロナウイルスの変異株が出現する可能性があると、警告を発している。

 

インド株より感染力の強い変異株

 

その研究者とは、ケンブリッジ大学・臨床微生物学の教授であるRavi Gupta氏だ。

 

彼は先日行われた記者会見において、ウイルスは宿主が不足するという厳しいプレッシャーの下では、人から人への感染をより効率的に行おうとするだろうと警告。

 

そのためワクチン接種をする人が増えるほど、インド変異株よりも感染性の強い「スーパー変異株」が出現する可能性があると語った。

 

またワクチンを接種した人は感染しても軽症ですむため、必ずしも恐しいことではないが、重症化しやすい人の間でCovid19を排除できる確率を、「過信するべきではない」と述べたという。

 

ウイルスが効率的に感染しようとする

 

Gupta教授は記者会見において、新たな変異に備える方法を問われ、次のように語ったという。

 

「私たちは良いワクチンを持っていると思います。今、私たちはワクチンの設計者や製薬会社に対して、ワクチンを適合させるようプレッシャーをかけ続ける必要があります。第二に、ウイルスは奇妙なことをするでしょう。つまり、これ(パンデミック)は始まりに過ぎないのです。私はウイルスの組み換えが行われ、スーパー変異株のウイルスが出現すると、信じています」

 

「これは必ずしも恐ろしいことではありませんが、このウイルスは非常に予測できないことをします。というのもウイルスに対する数多くのプレッシャーが、そうさせているからです。そしてウイルスは、適応していくのです」

 

「(略)何が起きるのかを言うのは難しいですが、ウイルスはより感染力を強くする道を見つけようとしています。そのことは、すでに私たちが見てきたことです。ウイルスがプレッシャーの下にある時、より少ないウイルス量(粒子)で仕事(感染)を達成させようとするため、ウイルスは感染効率を高めようとします」

 

「私は、これが予測できないウイルスだと思っています。そのため私たちは、どの段階でも過信すべきではありません。インド株でみられる変異は、始まりに過ぎないのです」(了)

 

出典元:METRO:‘Super mutant’ variants may emerge as Indian Covid was ‘just the beginning’(5/26)

出典元:Evening Standard:Super mutant coronavirus variants may emerge, expert warns(5/26)

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