日本の軽自動車がアメリカにやってくる、とトランプ大統領が発表

アメリカのトランプ大統領は、最近の記者会見で、これまでの規制を変更してアメリカ国内で日本の軽自動車を生産できるようにしたいと述べた。
「とても可愛い」軽自動車
小型で燃費が良く、駐車スペースもとらない軽自動車。海外メディアによれば、10年以上も前からこんな軽自動車の熱狂的なファンが、アメリカにもいるという。
トランプ大統領もそれを知っていたのだろうか、12月3日の記者会見で、日本の自動車メーカーがアメリカで軽自動車を生産できるようにしたいと発表した。10月末の訪日の際に軽自動車を見て、「とても小さく」「とても可愛い」と感じたとのこと。
記者会見では、軽自動車の魅力について「昔のフォルクスワーゲンのようだ」と言い、次のように続けた。「(しかしアメリカでは)軽自動車の製造が許可されていない。なので至急許可するように、私が運輸長官に指示した」。
Trump: If you go to Japan and South Korea and Malaysia, they have a very small car… Very small and really cute. You’re not allowed to build them and I have authorized the secretary to immediately approve the production of those cars. pic.twitter.com/MT6qchy8Bk
— Acyn (@Acyn) December 3, 2025
その場にいたSean Duffy運輸長官はこれを受け、「この件について規制を無くすようにという指示を大統領から受けたので、そのようにしました。なのでもしトヨタやその他のメーカーが、小さい、低価格の、燃費のいい車を作りたいと思えば、もう障害はないので、アメリカで作り、アメリカで売ることができます」と述べた。
アメリカでデビューしそうな5車種
海外メディアが、日本での販売台数やブランドの信頼性、アメリカ人との相性の良さなどの観点から、アメリカ市場に登場する可能性の高い5車種を挙げている。
●ホンダ N-BOX
燃費が良いが馬力がやや弱い。ホンダはオハイオ州とアラバマ州に工場があるのでいつでも生産可能。ただ、車体を軽量化した構造であるため、アメリカの衝突安全基準に合致するかどうかがネックになるらしい。
●スズキ アルト
値段の安さが魅力。低予算で車を買いたいというアメリカ人にアピールしそうだとのこと。
●ダイハツ ムーヴキャンバス
アダプティブ·クルーズ·コントロール、ナビ付きタッチスクリーン、キーレスエントリー、LEDヘッドライトなどを搭載。アメリカの低価格車に備わっていない装備が競争力になるらしい。ただ、アメリカには現在ダイハツのディーラーがない。
●スズキ ジムニー
オフロードタイプ。アメリカにはジムニーの熱狂的なファンがいて、すでに闇マーケットで高額で売られているそう。
●三菱 eKクロス
アメリカ人が大好きなSUVタイプのスタイリング。ただ、三菱の評判はアメリカでも良くなく、信頼を取り戻せるかが鍵になるとのこと。(了)
出典元:motor1.com:Trump: Japan’s ‘Cute’ Kei Cars Are Coming to America(12/4)
出典元:eBaum’s World:Trump Says Japanese Kei Trucks Are Finally Coming to America(12/5)
出典元:International Business Times:Best Kei Cars: What Americans Should Expect as Trump Pushes US Production(12/4)
出典元:HONDA ニュースリリース:「N-BOX」を一部改良して発売(4/17)


























