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アメリカで男性が、スターバックスのカップにテロ組織の名前を書かれるという出来事が起きた。

自分の通称「Aziz」を告げる

その男性とは、イスラム教徒のNiquel Johnsonさんだ。彼は8月25日、1人の友人とともにペンシルベニア州のフィラデルフィアにある、スターバックの店舗を訪れたという。

Johnsonさんはその店に数え切れないほど通っており、当時はイスラム教徒の服装をしてカウンターへ行き、3つのホットドリンクを注文。その際、バリスタに自分の通称「Aziz」を告げたそうだ。

しかしドリンクを受け取り、お金を払った後、友人がカップに書かれた名前に気づく。3つのドリンクの全てのカップに、なんとテロ組織の名前「ISIS」と書かれていたという。

会社側は差別ではないと主張

やがてこのエピソードはSNSでも拡散。大手メディアにも取り上げられることに。

Johnsonさんもワシントン・ポストの取材を受け「私はショックを受け、とても怒りました。私はそれを差別だと感じました」と答えている。

その後、Johnsonさんの元にスターバックス側から連絡が。しかし会社側は今回の出来事が偏見や人種差別から起きたことではないと主張。スターバックスのスポークスマンのReggie Borges氏も、声明で次のように述べた。

「調査の後、私たちは今回の出来事が差別のケースではないと信じています。お客様は『Aziz』という名前を告げられ、バリスタが誤って不正確に書いてしまいました。私たちはJohnsonさんと連絡をとり、遺憾なミスを謝罪しました」

またスターバックス側はJohnsonさんに連絡する前、彼の姪と名乗る女性と話した結果、問題が解決したと考えていたという。

しかしJohnsonさんの姪はまだ13歳で、スターバックス側と話すはずもなく、誰かが問題を大きくさせないよう仕組んだ可能性も指摘されている。（了）

出典元：Mirror：Man tells Starbucks barista his name is Aziz – gets drink addressed to ‘ISIS’(9/1)

出典元：NBC：He told Starbucks barista his name is ‘Aziz.’ The employee wrote ‘ISIS’ on the cup(9/1)