「もっと女の子らしい服装を」保育園で言われた言葉にお母さんがした小さな反抗
「男の子は男の子らしく」「女の子は女の子らしく」-。もしかしたら大人は、子供たちにそんなイメージを押し付けてしまっているのかもしれない。
もちろん男の子だってピンク色やお人形さんが好きでもいいし、女の子だって青や戦隊ヒーローが好きでも構わない。
将来、自分で「自分らしさ」を見つけてほしいと願う両親が、デイケアのスタッフにした、ちょっとした反発が注目を集めている。
「もっと女の子らしい服装を」
デンマーク在住のスティーブさんとジェシカさんのロールド夫妻は、2歳の息子とまだ1歳にもなっていない娘の子育て中だ。
ある日、ジェシカさんが娘を連れて、デイケアに2歳の息子を迎えに行ったときのこと。年輩のスタッフが娘を見てこう言ったそうだ。
「ほかの人が見て“女の子”ってわかるように、もっと女の子らしい服装をさせたらどう? リボンをつけたりとか」
娘が着ている洋服はほとんどが息子のおさがり。だからといって「男の子用」というわけではなく、息子の性別が分かる前に購入したユニセックスのものだ。
ロールド夫妻は「子供たちが将来、どんな性を選んだとしても、気にしない」と考えているそうだ。
そのためスタッフの考えに疑問を持ったジェシカさんは、翌日のお迎えで、娘にこんな格好をさせた。
ポストイットに描かれたリボン
年輩スタッフのお勧めの通り、頭にリボンを付けることにしたようだ。ただし、本物ではなくポストイットに描かれたもの。
イラストレーターとして活動をしているジェシカさんの力作だ。
このアイディアを気に入った夫のスティーブさんは8月10日、「デイケアで娘はもっと女の子らしい格好をするべきと言われた妻が、娘にさせた格好」とのタイトルで、海外掲示板のRedditに投稿した。
すると400件を超えるコメントが寄せられたという。その中には「うちの息子の格好におばあちゃんがうるさい。ピンクが多すぎるとか、髪が長すぎるとか。“彼を混乱させているだけ”とか言うから、無料のバレー教室を楽しんでいる彼の動画を送ってやった」「うちの5歳の男の子と3歳の女の子は、男の子らしいものでも女の子らしいものでも、好きなものを平等に好き」などの意見もあったそうだ。
素晴らしいデイケアだと強調
こんな投稿をしたスティーブさんだが、妻のユーモアを楽しんだだけであって、デイケアに本当に不満を持っているわけではないと強調している。
スタッフの発言に関しても、「文化かジェネレーションの違いはあるけど、彼らは助けになろうとしただけだって理解しているよ。」とコメントしている。
出典元:Babble「MOM HAS THE LAST LAUGH AFTER DAYCARE STAFF SUGGESTS SHE DRESS HER DAUGHTER MORE “GIRLY”」
出典元:Reddit「How my wife dressed our daughter the day after the teachers at daycare told her we should really be dressing her more like a girl.」
出典元:Bored Panda「These Parents Were Told To Dress Their Daughter More “Girly” By Daycare, And They Responded In A Perfect Way」