眼窩のない不思議な生物の頭蓋骨が、英のビーチに打ち上げられる
イギリスの海岸に、不思議な生物の頭蓋骨が打ち上げられ、議論を呼んでいる。
ネットに投稿後、議論を呼ぶ
この頭蓋骨が発見されたのは、イングランド東部、リンカンシャーにある「Gibraltar Point国立自然保護区」だ。
発見した女性は自らの名前を明らかにしていないが、彼女によれば、8月18日に保護区のビーチで犬の散歩をしていた時に、これを発見したという。
その後、女性はその写真をネットに投稿。すると一体どんな動物の骨なのか、人々の間で議論を巻き起こしたそうだ。
眼窩が見当たらない
発見した女性は、この頭蓋骨は潮の流れで打ち砕かれ、波によって打ち上げられたアザラシのものだと考えているという。
確かに上顎部分がなくなっており、そのため下顎が突き出しているように見えている。しかし写真を見ても、頭蓋骨には目が収まる眼窩のような部分が見当たらない。
ロンドンにある自然史博物館のRichard Sabin氏によれば、写真だけではよく見分けがつかないが、確認した歯の形からすれば、これは通常のゴマフアザラシの頭蓋骨だという。
またグラント動物学博物館のTannis Davidson氏も、この頭蓋骨がアザラシのように見えると回答。頭蓋骨の前部が壊れているため、眼窩の後ろの部分だけが見えている状態だと指摘している。(了)
出典元:Lincolnshire Live:What is that?! Mysterious skull washes up on the Lincolnshire coast(8/21)
出典元:INDEPENDENT:Mysterious skull washes up on UK beach with ‘no eye sockets’(8/21)