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イギリス空軍のドローン部隊が、ドローンを1台も所有していないと判明

イギリス空軍のドローン部隊が、ドローンを1台も所有していないと判明
flickr/Peter Cameron

ドローンを使った新戦術を開発するために、華々しくスタートしたイギリス空軍の第216飛行隊。だが現在常勤の隊員は4名しかおらず、ドローンは1台も持っていないというショボい実態が明らかになった。複数のイギリスメディアが伝えている。

 

情報開示請求によって明らかに

 

第216飛行隊は、2020年4月に組織改変され、ドローンによる「スウォーム(群れ・集団)攻撃」を研究・実験するという使命を負った飛行隊となった。(Wikipedia)。

 

AIの助けを借りておびただしい数のドローンを操縦し、一斉に目標を攻撃する「スウォーム攻撃」は、従来の対空ミサイルでは防御できない新しい戦法と言われている。

 

イギリス空軍参謀総長マイク・ウィグストン大将は、改編された第216飛行隊の新使命を、「未来的、かつ野心的」と手放しで賞賛していたのだが、軍用ドローンの情報透明性を求める「Drone Wars UK」という団体が、今回、正式な情報開示請求を行ったところ、お粗末な実態が明るみに出た。

 

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常勤4名、ドローン0台、独自のテスト飛行0回

 

開示された情報には、こんな内容が含まれていたという。

 

まず、フルタイムで常勤する第216飛行隊の隊員はわずか4名。それ以外の人員は、予備兵などをパートタイマーとして使っているらしい。

 

次に、隊が所有するドローンは1台もない。そして2020年に隊がスタートしてからこれまでに、ドローンの飛行テストを独自に行ったことは1度もない。

 

情報開示請求を行った「Drone Wars UK」のディレクター・Chris Cole氏は、してやったりという感じでメディアにこう話している。

 

「軍需企業はしばしば新しい軍事技術について大げさなことを言い、政治家はそれに惑わされてしまいます。だから情報の透明性が大事なのです」

 

政府が軍需企業の口車に乗せられて、税金を投入して形だけの第216飛行隊をスタートさせた、という含みがこの発言にはあるようだ。

 

ただ、第216飛行隊は休眠しているわけではない。これまでの2年間で、5種のドローンのデモ飛行を視察している。また、ドローンメーカーによる試験飛行を、2020年に13回視察したと報じられている。(了)

 

出典元:The Telegragh:RAF’s flagship drone squadron has no drones(7/4)

出典元:EXPRESS:RAF left embarrassed as ‘futuristic and ambitious’ drone squadron has no aircraft(7/4)

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