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アイスランドの首都の近くで溶岩が噴出、航空業界は厳戒態勢

アイスランドの首都の近くで溶岩が噴出、航空業界は厳戒態勢
Twitter/Douglas MacDonald

アイスランドで、首都や主要空港の近くで火山が噴火し、溶岩の流出が始まった。

 

噴火の前には地震が頻発

 

アイスランド気象庁によると、噴火は首都レイキャビクから南西に20マイル(約32km)離れたファグラダルスフィヤル山付近で起きたという。

 

現場からのライブ映像では、山の狭い亀裂から溶けた溶岩が噴き出している様子が映し出されている。

 

この半島沿いの地域は地震のホットスポットとして知られ、噴火の前には何日も小さな地震が続いていたそうだ。

 

4年から5年に1回は噴火が起きる

 

またこのエリアでは昨年3月にも、長さ500から750メートルの割れ目から溶岩が噴出。この火山活動は9月まで続いたという。

 

昨年の噴火は、このエリアにおいて800年ぶりに起きたとされたが、そもそもアイスランドは噴火や地震とは無縁の国ではない。

 

同島は北大西洋の火山性ホットスポットの上に位置し、平均して4〜5年に1回噴火が起きている。

 

航空業界は厳戒態勢

 

今回の噴火では、アイスランドの国際航空輸送の拠点であるケプラヴィーク空港の近くでも新たな火山活動が発生したため、国内の航空業界は厳戒態勢を敷いているという。

 

現在、「コード・レッド」が発令され、航空機が噴火エリアの直上を飛行することが禁止されているが、今後の調査の結果次第で、この措置は解除される可能性もあるそうだ。

 

2010年に起きた「エイヤフィヤトラヨークトル火山」の噴火では、大気中に灰と塵の雲が発生し、ヨーロッパと北米間の空の旅が数日間中断され、10万便以上が欠航、数百万人の乗客が足止めを食らったという。(了)

 

出典元:METRO:Molten lava seen flowing in Iceland as volcano starts erupting(8/3)

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