無数の奇怪な生物がカリフォルニアで打ち上げられ、ビーチを覆いつくす
アメリカのビーチに無数の奇怪な海の生物が打ち上げられ、人々が困惑しているという。
普段は海底に住んでいる生物
その生物が目撃されたのは、カリフォルニア州にあるビーチで、そこには数えきれないほどの円筒形をした生物が打ち上げられていた。
この生物は「ユムシ(Urechis caupo)」と呼ばれており、通常は海底の泥や砂に穴を掘り、その中で暮らしているという。
しかし最近起きた嵐によって、浜辺に打ち上げられたと考えられている。
生物学者が発見
この大量の「ユムシ」を発見したのは、野生動物学会の生物学者であるIvan Parrさん。彼は12月6日にこの様子を目撃し、サイトの「Bay Nature」に寄稿した。
その中でParrさんは、「ユムシ」が最近Drakesビーチを襲った嵐によって打ち上げられたとした上で、次のように語っている。
「強烈な嵐は、特にエルニーニョの年には、沈殿物をバラバラにし、漂っているものを浜辺に残すなどして、潮間帯(のエリア)を完全に覆って(取り囲んで)しまうことができるのです」
最長で25年も生きる
「ユムシ」はバクテリアやプランクトン、他の微小な物質などを粘着質なネットのようなもので集めて食べており、なんと最長で25年間も生きることができるという。
また以前も、カリフォルニア州の数カ所で大量に打ち上げられたこともあるそうだ。
「ユムシ」は3億年前から生き続けてきたとされており、中国や韓国、日本の一部でもこれを食用にしている文化があり、刺身にして食べる場合もあると言われている。(了)
出典元:NYPost:Thousands of ‘penis fish’ wash onto California beach(12/12)