中国で新たに108名が新型コロナに感染、その多くは海外渡航者
中国で、海外からの多くの渡航者において新型コロナウイルスの感染が確認され、懸念が広がっている。
3月5日以来最も多い感染者数
中国では先日、武漢の封鎖が解除になり、新型コロナの感染者も減少していると報じられてきた。
しかし4月12日、新型コロナの感染者が新たに108人も報告された。
これは143名の感染者が報告された3月5日以来、最も多い人数とされている。
中国政府は「第2波」を警戒
中国の国家衛生健康委員会は4月13日、108名の感染者のうち98名が海外から中国に入国してきた人たちだと報告した。
このため中国政府は、感染した人が入国することにより、新型コロナの「第2波」が起こることを懸念しており、再び都市が麻痺する状態に戻ることを警戒している。
中国北東部にある黒竜江省では56名の新型コロナの感染者が確認されており、そのうち49名がロシアから入国してきた人だという。
このためロシアと国境を接する市や町は、国境管理を厳格に行うと表明。綏芬河市や省都のハルビン市でも、入国者には28日間の隔離、及び核酸や抗体検査を課すと発表している。(了)
出典元:Reuters:China’s new coronavirus cases rise to near six-week high(4/13)