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ユリの花でペットの猫が死にそうに…飼い主が知らなかった危険性とは?

ユリの花でペットの猫が死にそうに…飼い主が知らなかった危険性とは?
Facebook/Lindsey Warnock

飼い猫が、飾ったユリの花にじゃれついて、命を落としかけたという話がFacebookに投稿され、猫を飼う多くの人たちを驚かせている。

 

オフィスのユリにじゃれついた猫

 

投稿したのは、米国テキサス州に住むLindsey Warnockさんという女性。彼女がオフィスとして使っている部屋にその日、飼い猫のWillowが入って来て、飾ってあったユリの花にじゃれつき始めたという。

 

ユリと遊んだ猫は全身花粉まみれになり、それに気づいたWarnockさんは猫をその場から追い払った。花粉をつけた猫の姿がおかしかったので、少しの間笑っていたそうだ。だが、ふと嫌な予感がしてネットで調べてみると、こんなことが書いてあった。

 

「ユリのあらゆる部分——茎、葉、花弁、雄蕊、花粉を含む——は、猫にとって毒である。軽度の接触(例えば葉を噛む、花粉が体毛や髭に付着するなど)でも命取りになりかねない。透析など大掛かりな治療が行われた場合でも、ほとんど助かることはない」

 

驚いたWarnockさんは、すぐさまシャワーで猫を洗い、近くのBlue Pearl救急専門病院に連れて行った。診察した獣医は、猫の口の周囲や舌からも花粉が見つかったことを告げ、さらにこう続けたそうだ。

 

「私(獣医)の経験では、これまでにユリの毒から助かった猫を見たことはありません。ほとんどの飼い主は、猫の具合が悪くなってからユリの毒に気づき、その時はもう手遅れになっているのです」

 

獣医は、猫の胃の中のものを吐き出させ、活性炭を食べさせ、輸液療法を行うなど治療に手を尽くした後、「実際のところ、今晩一晩もたないでしょう」と言った。

 

ところが危篤状態が2日間続いた後、猫は回復した。毒による内臓の損傷や、後遺症もなかったそうだ。

 

Warnockさんはこの投稿の最後に、獣医とスタッフへの謝辞を述べ、ユリが猫にとって毒であることを「皆さんの友人とシェアしてください」と書いている。

 

水仙やシクラメンも猫には危険

 

Warnockさんの投稿を読んだ人たちからは、「知らなかった」「庭にユリを植えないようにするよ」といった感想が寄せられている。また、「知り合いの猫がユリで死んだ」という人も少なくない。

 

海外メディアによれば、ユリ以外にも、水仙、シクラメン、ヒヤシンス、チューリップ、アゼリア、サゴヤシ、イヌサフラン、ディフェンバキア、セイヨウキョウチクトウ、ツツジ、カランコエが猫にとって毒になるそうだ。(了)

 

出典元:boredpanda:Woman Almost Accidentally Kills Her Cat After It Plays With Lilies, Warns Others About Its Danger(6/11)

出典元:Yahoo News Australia:‘Just too late’: Pet cat’s dire prognosis after brush with common plant(6/10)

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