子供たちに優しさを伝えてきた米教師、35歳の若さで新型コロナにより死亡
以前、子供たちの優しさにあふれた動画を投稿し、注目を集めたアメリカ人の女性教師が、新型コロナウイルスに感染して亡くなった。まだ35歳だった。
生徒同士がハグをし合う動画を投稿
その女性教師とは、Zelene Blancasさん。彼女はテキサス州の街、エルパソにある小学校で、1年生のクラスを受け持っていたという。
そして2018年には、子供たちに良い関係を築かせるため、または優しさや親切な気持ちを育ませるために、下校する際に生徒同士がハグをしたり、握手をしたり、またはハイタッチしたりする取り組みを始めた。
その様子は撮影され、動画が2018年11月にネットに投稿されると、たちまち注目を集め、現在までに2000万回以上も再生されることとなる。その動画がこちら。
What a nice way to end our week!! ❤️😊 #TeamSISD #ShookTranscends @DSShook_ES @SocorroISD pic.twitter.com/i4I762ELr2
— Ms. Blancas (@blancas_DSSE) November 30, 2018
陽性から4日後には集中治療室へ
しかし昨年の10月20日、Blancasさんは新型コロナウイルスに感染。陽性と判明してから4日後には、集中治療室へと運ばれたという。
さらに症状は悪化。Blancasさんには人工呼吸器が装着されるも、11月の終わりには酸素も危険なレベルにまで下がってしまう。
そして昨年12月28日、Blancasさんは35歳の若さで亡くなった。
医師や兄弟らもメッセージを投稿
友人の医師であるCleavon Gilmanさんは、12月27日にBlancasさんの容態を知らせるためにツイッターに投稿。
Blancasさんがどこで感染したのかは分からないものの、彼女が自身の身の安全を保つために、あらゆる感染対策をとっていたと説明した。
またBlancasさんが亡くなった後、兄弟のMarioさんも「彼女は毎日、積極性と愛を広げていた美しい人だった」と述べ、彼女の死を悼んだ。(了)
出典元:METRO:Dedicated teacher, 35, whose acts of kindness swept the internet dies of Covid(1/4)